自分を正当化しなくていい

今日は、Hans Rosling氏のベストセラー本の ”FACTFULNESS”から興味深かったエピソードを紹介してみたいと思います。

近代医療が発達する前に、驚異を奮っていた病気に梅毒があります。

ロシアでは、梅毒をPolish disease (ポーランド病)と呼んでいたそうです。ところが、ポーランドでは、German disease (ドイツ病)、ドイツでは、French disease (フランス病)、フランスでは、Italy disease (イタリア病)。そして、イタリアでは、逆にFrench diseaseと呼んでいたそうです。

この逸話で作者が伝えたかったことは、私たちは本質的に、自分を正当化したり、防御するために常に誰かをスケープゴートにする性質を持っているということです。

このエピソードを読んで、最初に頭に浮かんだのは、トランプ元大統領が、COVID19をChinese diseaseと呼んでいたなということでした。

このブログを読んでくださっている方ならもうお分かりになると思いますが、幸せの達人を目指す身としては、自分を正当化しようとすることは、幸せにとっては、百害あって一利なしだということです。

上の例は、国家間での擦りつけでしたが、幸せの達人を目指すのであれば、誰かを非難したくなった時はグッと我慢して、自分にできることは何かないのかを探す方が生産的だと思います。

私自身も、評論家ではなく、実践者になれるように頑張っていきたいと思いました。

(English)

Today, I would like to share with you an interesting episode from Hans Rosling’s best-selling book “Factfulness”.

Before the development of modern medicine, syphilis was one of the most widespread diseases in the world.
In Russia, syphilis was called Polish disease.

In Poland, however, it was known as German disease, in Germany as French disease, and in France as Italian disease. In Italy, it was called French disease.

What the author was trying to convey in this anecdote is that we inherently have the tendency to always scapegoat someone else to justify or defend ourselves.

When I read this episode, the first thing that came to my mind was that former President Trump called COVID19 a Chinese disease.

If you’ve been reading this blog for a while, you’ll know by now that, as an aspiring happiness guru, trying to justify yourself is not good for your happiness.

If you want to be a master of happiness, I think it is more productive to hold back when you feel like blaming someone else and look for something you can do.

I myself would like to do my best to become a practitioner, not a critic.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.