今を生きる

人生って、年齢に関係なく、これまでに何をした、何をしなかったではなく、今、何をするのか、どんな未来を描くのかが大切。つまり、過去に囚われないで、未来を思い今を生きることの連続であると教えられたような気がします。

2月1日に亡くなった石原慎太郎さんを偲ぶインタビュー記事を読んでいて印象に残る一文がありました。

それは、80歳の時に脳梗塞になったことで自分の死期を初めて意識してから、ものの味方や考え方に変化が生じ、日常が非常に新鮮に見えるようになったと言うのです。例として出されていたのが、”廊下を這っている小さな虫をスリッパで踏み潰そうと思わなくなった。かろうじて生きている者同士の共感があるからでしょう。”

如何にも石原さんらしい言いようだと思いましたが、このインタビューで、死を意識することで、生きたいという気持ちが強くなり、今という時間が一層愛おしくなったとも答えておられます。

そして、自分には幸いにも、ものを書くという生き甲斐があるので、死ぬまで何かを書いているでしょうとインタビューを締め括られています。

このインタビュー記事を読み、人生って、年齢に関係なく、これまでに何をして、何をしなかったではなく、今、何をするのか、どんな未来を描くのかが大切。つまり、過去に囚われないで、未来を思い今を生きることの連続であると教えられたような気がします。

ネットで、過去の石原さんの言動を批判するような記事が目につきますが、亡くなった人に対して批判することに意義はあるのでしょうか。

(English)

While reading an interview in memory of Shintaro Ishihara, who passed away on February 1, there was one sentence that left a deep impression on me.

He said that after he had a stroke at the age of 80 and became aware of his own mortality for the first time, he began to change the way he thought and the way he looked at things, making everyday life seem very fresh. As an example, she said, “I no longer think of stepping on a small insect crawling in the hallway with my slippers. I guess it’s because there is empathy between people who are barely alive.”

In this interview, he also said that being aware of death has strengthened his desire to live and made him love the present time even more.

He concluded the interview by saying that fortunately for him, he has a purpose in life, which is writing, so he will probably be writing something until he dies.

Reading this interview, I realized that life is not about what you did or didn’t do in the past, regardless of your age, but about what you do now and what kind of future you envision. In other words, I feel like I was taught that life is a series of thinking about the future and living in the present, not being stuck in the past.

On the Internet, I see articles that criticize Mr. Ishihara’s words and actions in the past, but I wonder if there is any significance in criticizing a deceased person.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.