AuthenticityとVulnerability

Apple社で働いていたときに受けたリーダー研修で出会った二つの言葉を今でも大事にしています。一つは、Authenticity (本物であること)、もう一つは、Vulnerability (弱さを曝け出せること)。この言葉、管理職だけに必要な資質ではなくて、幸せになるために大切なことだと思っています。


今日は、Expanded Podcast by To Be Magneticという番組で、How Authenticity is the Key to Your Manifestationというタイトルの対談を聴いていました。

ここ数年、ビジネスの場において、また、ポジティブ心理学や、メンタルヘルスなどの場でも、バズワードのように、Authenticity ( 信頼できること、出所の正しさ、本物)という言葉が使われています。

番組では、本当の自分らしさを堅持し続けることが、自己価値を高め、あなたが本当に欲していることを引き寄せ、自己顕示の壁を取り除くと言います。

ここでは、”本当の自分らしさ”を、Authenticityという意味で使っています。

この話を聞きながら、私自身、2018年ごろにAppleのリーダー研修でこの言葉を何度か聞いたことを思い出しました。

その研修で、アイルランドのコークやクパチーノの本社に赴き、Appleのシニアリーダーのリーダーシップ論の話を聞く機会があったのですが、その時に複数のシニアリーダーから、Appleのリーダーに求められる大切な資質に、Authenticityという言葉をあげられていたのです。

私自身、その研修を終えて日本に戻ってから、この、Authenticity と、実はもう一つ、こちらも研修で学んだ、Vulnerabilityという言葉を意識して仕事をするようになりました。

それらの二つの言葉を私なりの解釈で行動規範にしたものが、

どんな時でも、どんな人に対しても、上部ではなく本音で接すること。そして、自分のプライドやエゴは捨て、自分の弱さや弱点を相手に正直に見せる勇気を持つこと。

実際は、”言うわ易く行うは難し”とはこのことで、きちっと実践できていたかは分かりませんが、Appleを辞めた後も、私生活においても大切なことだと思っています。

幸せの達人を目指している身分として、この二つの言葉を知ったことは一生の財産なのかもしれません。

(English)

Today, I was listening to a conversation on the Expanded Podcast by To Be Magnetic titled How Authenticity is the Key to Your Manifestation.


Authenticity (trustworthiness, authenticity, authenticity) has become a buzzword in business, positive psychology, mental health, and other fields over the past few years.

The program says that holding fast to your authentic self-worth increases self-worth, attracts what you really want, and removes barriers to self-expression.

Here, “authenticity” is used to mean Authenticity.

As I listened to this talk, I remembered hearing this phrase myself several times in Apple’s leadership training around 2018.

During that training, I had the opportunity to visit the headquarters in Cork and Cupertino, Ireland, to listen to Apple’s senior leaders talk about their leadership theories, and several senior leaders mentioned the word Authenticity as an important quality that Apple’s leaders are looking for.

I personally felt that Authenticity was an important quality to look for in Apple’s leaders.

Since I returned to Japan after the training, I have been conscious of the words “Authenticity” and “Vulnerability,” which I also learned at the training.

I have made my own interpretation of these two words into a code of conduct, which is to treat all people, no matter what time of day, with genuine feelings, not with superficiality. And to set aside one’s pride and ego and have the courage to honestly show one’s weaknesses and vulnerabilities to others.


In reality, it is easier said than done, and I am not sure if I have been able to put this into practice properly, but I believe it is important in my personal life as well, even after quitting Apple.

As someone who is striving to become a master of happiness, knowing these two words may be an asset for the rest of my life.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.