辛抱と我慢。
同じ意味合いで使うことが多いと思いますが、その語源を辿るとちょっとした違いが分かります。
我慢は、もともと仏教用語で、我に慢心を抱くという意味。そこから転用されて、耐え忍ぶという意味でも使われるそうになったそうです。
辛抱も、仏語になりますが、心法から転用されたという説もあり、またその字のごとく、辛さを抱えこむという意味となります。
私個人的には、辛抱という言葉が好きです。もともとは心法と書いていたという説を信じると、私達人間が生きていく上で、辛抱は最も大切で必要なことなのではないでしょうか。
仏陀は、人生とは「苦」を背負って生きていく道だと語っています。それでも、様々な困難や逆風など辛いことから逃げないで、辛いことを包み込んで生きていくことで明るい未来が開てくることがある、そう信じているだけで少し心が明るい気分になってきます。
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