極める人

私にとっての、目の離せない男とは、何かの道を極めている人。自分もそんな人になれるように死ぬまで修行の身です。

”僕はね、一ミリの間に線が10本引けるんです。”

学生時代に読んだ、”どうにも目の離せない男たち”という本の中からの引用です。

この本は、その道のエキスパートの方とのインタビューをまとめたものなのですが、取り上げられている職業が、またぎから、カメラマン、建築家、シューズデザイナー、華道家など多岐に渡っていて、また、本のタイトルの通り、取り上げられている方がとても魅力的で、読んでいてワクワクする本だったので当時何度も読み返した記憶があります。

冒頭の引用は、日本のアートディレクターの草分け的存在のの浅葉克巳さん(現在御歳81歳)の言葉ですが、人間は鍛錬と修練を積んでいけば、普通では考えられないレベルにまで達することができるのだということを最初に教えてくれた人だと思っています。

それ以来、私は何故か、職人や職人気質に人に惹かれたり、憧れることが多くなり、野球のイチロー選手なんかは、野球選手というよりも、その道を極めている職人や求道者のように見えていつも応援していました。

何でこんな話をしたかというと、最近ギターの練習ついでに、ギターの動画を見ているのですが、ギターの上手な人を見ていると、自分もこういうふうになりたいと思うとともに、こんなに上手に弾けるようになるには、毎日数時間、何年も練習をしなくてはいけないなと自分に誓ったからなのでした。

誰でも最初からギターを上手く弾けた訳でなく、また、上達する前に辞めてしまった人も多くいると思いますし、また、一通り弾けて満足して、それ以上は練習しなくなる人が殆どなのだと思います。

私が、YouTubeで見ている人は、これまでに数万時間の練習を積んできて、誰よりもギターを上手くなりたいと、今でも切磋琢磨している方ばかりなのだと思いますが、私も今からどれくらいのレベルまで行けるのか自分に挑戦してみたい。

52歳からの挑戦なので、残された時間は少ないかもしれませんが、それでも気持ちが続く限りは毎日続けていきたいと思います。

先日、自分の誕生日の日に、自分の拙い弾き語りの短い動画をSNSに投稿したのですが、いいねを送って下さった皆さん、ありがとうございました。

いつか、なかなかイイじゃんと思われる動画を投稿することをモチベーションにして頑張っていきたいと思います。

(English)

“I can draw ten lines in a millimeter.”

This is a quote from a book I read when I was a student called “I can’t take my eyes from these men”.

The book is a compilation of interviews with experts in their fields, and the occupations featured in the book are very diverse, ranging from graphic designers to photographers, architects, shoe designers, flower arrangers, etc. As the title of the book suggests, the people featured in the book are very attractive, and I remember reading the book many times over.

The quote at the beginning of the book is from Mr. Katsumi Asaba (now 81 years old), one of the pioneers of art directors in Japan, and I think he was the first person who taught me that human beings can reach unimaginable levels with training and discipline.

Since then, for some reason, I have been attracted to and admired craftsmen and artisans more and more, and I have always rooted for baseball players like Ichiro, who seemed to me more like a craftsman or seeker who had mastered his path rather than a baseball player.

The reason why I’m telling you this is because recently, while practicing guitar, I’ve been watching guitar videos, and when I see people who are good at playing guitar, I want to be like them, but at the same time, I promised myself that I would have to practice several hours a day for years to be able to play so well.

Not everyone can play the guitar well from the start, and I think there are many people who quit before they get good enough, and most people are satisfied after they learn how to play and stop practicing.

The people I watch on YouTube have practiced for tens of thousands of hours and are still working hard to become better than anyone else, and I want to challenge myself to see how far I can go. I may not have much time left, but I still want to continue to do it every day as long as I feel like it.

The other day, on my birthday, I posted a short video of myself playing a song on SNS.

Thank you to everyone who sent me likes. I’m going to try my best to motivate myself to post a video that people will think is pretty good someday.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.