トランプ前と後の日本

11月の米大統領選挙を控えて、いよいよその展望や行方を扱う記事を目にすることが多くなってきました。タイトルの図は現時点での民主党(青)と共産党(赤)の勢力予想図です。今、この時点で選挙が行われれば、ジョー・バイデン氏を擁する民主党の勝利が予想されています。


ところで、2017年のドナルド・トランプ大統領の就任前に、日本はどうアメリカと向き合うべきかを書いた記事が興味深くアーカイブしていたので、そのままご紹介したいと思います。当時から3年が経過しましたが、日本の立場はトランプ前と変わっているでしょうか。


トランプ大統領誕生。いよいよ日本が本気で自立を考える時だ。トランプ氏は、日本に自立を促す。過保護の親より子供に自立を促す親の方が子供にとってはいい。日本の政治家も官僚も大慌て。政治行政が汗を流して働かなければならない環境はいいことだ。気合を入れていこう。

アメリカ、ロシア、中国の協調による世界コントロールの時代に突入する可能性大。これは朝日新聞、毎日新聞的な世界平和だが、日本にとっては苦しい状況。世界平和が単純に日本にとってプラスになるわけではない。世界平和の中身を考えなければならない。

シリア・IS問題では、オバマ大統領が優先順位を付けることができなかったことが最大の失敗。二兎を追う者一兎も得ず。トランプ氏はとりあえずはアサド政権を容認し、その代わりロシアと組んでIS壊滅。きれいごとだけを言う政治家にはできない判断。ビジネスマンだ。

トランプ氏は負担をきっちり分かち合い義務を果たす同盟国はしっかりと守る姿勢。イスラエルのために、イランとの核合意には反対。シリアのアサド政権容認さらにはクリミア併合容認でロシアの顔を立て、イランではロシアに譲歩を迫る。交渉術の基本。

過度な政治的きれいごと、ポリティカルコレクトネスが、論理矛盾を引き起こし、有権者との信頼関係を崩していく。安全保障上、核兵器が必要なら、広島で核廃絶のかっこつけ演説などしてはならない。トランプ氏は核兵器の必要性を真正面から宣言。

核保有国に核を放棄させるには、単なる話し合いで実現するわけがない。非保有国が核を保有し、同時放棄を迫る。交渉術の基本。北朝鮮は核禁止条約に賛成。日本は反対。日本は何がしたい?トランプ氏は北朝鮮は頭がおかしいか天才かだと指摘。本質を突いている。きれいごと政治家では言えない。

トランプ氏、犯罪歴のある不法移民をまず強制送還。犯罪歴のない不法移民にはいい人がいるとの認識。犯罪歴のない不法移民に市民権を与えるのでは?オバマ氏は大統領令でやろうとして司法に無効を宣言された。トランプ氏は共和党で多数を得ている。法律を制定すればオバマ氏を簡単に超える。

トランプ氏、犯罪歴のある不法移民を強制送還し、それ以外の不法移民に一定のルールのもと法律で市民権を与える。メキシコとの国境警備を強化する。シリアアサド政権を容認してロシアと組んでISを壊滅する。これだけで歴代大統領の中で最高の実績者となる。政治はきれい事ではなく実行だ。恐るべし。

日本がトランプ氏から米軍駐留経費の負担増を求められたら、全額負担すると返せばいい。残り二、三千億円の話だ。たったこれだけのお金で日本は交渉の主導権を握ることができる。何なら米兵の給料まで負担すると言えばいい。トランプ氏は米兵が傭兵化するのでそれは拒む。トランプ氏が嫌がる球を投げよう。

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サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.