ラベル貼りをやめる

先日紹介した、Eckhart Tolle(エックハルト・トール)氏のベストセラー本である、A New Earthから、もう一つなるほどと思ったことがあったので紹介してみたいと思います。

それは、自分の感情や頭の中に浮かぶ様々な思考とアライメントを取るということです。

アライメントという言葉、職場で良く使われるのですが、何かプロジェクトを進めたり、部署間でアクションを取る際に、皆が同じ理解と目的で仕事を進められるようにアライメントを取りましょうという感じで使われます。

本の中では、今この瞬間にアラインする。日本語では、調和という言葉がぴったりくるかもしれませんが、要は、頭の中に浮かんだ思考と調和することが大事だということを説明されていました。

何故ならば、私たちは、現象や情景、自分に起こることから、頭に浮かんだ思考など全てのことに、良いとか、悪いというラベル付けをする性質がある。

このラベリングが固定観念や限界、先入観、場合によっては差別や偏見を生む諸悪の権現であるとしています。

このラベリングから逃れれるには、頭に浮かんだことに意味づけをするのを止めること、ただ受け入れることが大事だと説明されています。

確かに、私の経験でも、何かネガティブな感情が出てきた時に、以前なら、そのネガティブな感情を正当化する為の理由をあれこれ思考していたことがありましたが、今は、正当化する為にあれこれ思索することが無駄であることに気づいたことで、ネガティブな感情をそのまま受け流すことができるようになったと感じています。

そして、そこからさらに進んで、今という瞬間に自分を調和させることを意識することで、より毎日が充実してきていることも感じられるようになってきました。

ラベリングを止めることで、もっと私たちは自由になり、より生産的になるのではないでしょうか。

(English)

I would like to share with you one more thing from A New Earth, the best-selling book by Eckhart Tolle that I introduced the other day.

It’s about aligning with your emotions and the various thoughts that come into your head.

The word “alignment” is often used in the workplace, when we are working on a project or taking action between departments, to say that we should be aligned so that everyone can work with the same understanding and purpose.

In the book, Align in the Present Moment. In Japanese, the word “harmony” might be more appropriate, but the point is that it is important to be in harmony with the thoughts that come into your mind.

This is because we have a tendency to label everything, from phenomena, scenes, and things that happen to us, to thoughts that come to our mind, as good or bad. This labeling is the source of stereotypes, limitations, preconceptions, and in some cases, discrimination and prejudice.

To escape from this labeling, it is important to stop attaching meaning to what comes to mind and just accept it.

It is true that in my experience, when I had negative emotions, I used to think of reasons to justify them, but now I realize that it is useless to think of reasons to justify them, and I am able to let the negative emotions go.

But now I have realized that it is useless to speculate about this and that to justify it. And by going further and being aware of harmonizing myself with the present moment, I can feel that my days are becoming more fulfilling.

I believe that by stopping labeling, we can be freer and more productive.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.