日本人の幸せ度

”人生における選択の自由度” と “人に対する寛容度” は、幸せを感じるために大切な要因ですが、日本人は、周りの目を気にしすぎたり、同調圧力を感じることで自由度と寛容度が低いと感じている人が多いそうです。自分の人生、もっとわがままに自分で決めていくべきでは。

以前このブログで書いたことがありますが、アメリカで心理学者達が行った10代から70代を対象にした幸せ度調査によると、自分は幸せだと回答した割合が一番高かったのは20代と70代だったそうです。

希望と夢に溢れている若い世代である20代が幸せを感じているのは納得ですし、社会での役割を終えて自分の人生を楽しんでいる70代の方が多いというのもなんかわかる気がします。

ただ、この結果はアメリカでのものになり、日本人は幸せ度が低い、もしくは自分の人生を少し悲観的に見ている人が多いと聞いたこともあります。

ちなみに、2019年に行われた、World Happiness Reportのサーベイの結果では、OECDに所属する36カ国中、日本は32位、アメリカは18位でした。

日本の幸せ度が低い要因としては、人生のおける選択の自由度と個々人の寛容度が特に低いことが影響しているようです。

また、2021年以降の幸福度ランキングが年々下がっていることも、より社会の閉塞感が高まっていることの現れなのかと思いました。

私自身、この結果を見て強く思ったことは、日本人がもっと幸せになるためには、まさに、人生における選択の自由度を増やし、他人や自分以外の人への寛容度を上げればいいということです。

日本は、平均寿命や、治安の良さ、そして世界第3位の経済規模など日本人が誇れるものがある一方、人生の選択や寛容度が低いと感じているのは、いかに私たち一人一人が周りの目を気にして、また同調圧力を勝手に感じているのだと思うのです。

私は自分のことをとても幸せだと感じています。妻からすると、私が幸せなのは、いつも自分のことばかり考えて相手のことを考えないからだということになります。

それは否定的な意見と捉えることもできるかもしれませんが、私自身は自分の人生には自分が責任を持ちたい、そのためには、自分のやりたいことをとことんやることを認めてもらっていると思っています。それくらい私たちは我が儘でいいのだと思っています。

そして、その代わり、相手を否定しないで受け入れる、つまり寛容であることがまさに自分が幸せでいられる理由だと思っています。

さて、今日も幸せの達人を目指して人生を楽しむことにしましょう。

(English)

I’ve written about this before in this blog, but according to a happiness survey conducted by psychologists in the U.S. targeting people in their teens to 70s, the highest percentage of respondents who said they were happy were in their 20s and 70s.

It is understandable that people in their twenties, the younger generation full of hopes and dreams, feel happy, and it is also understandable that people in their seventies, who have finished their roles in society and are enjoying their lives, are more likely to say they are happy.

However, I have heard that this result is based on the U.S. and that many Japanese people are less happy or are a little pessimistic about their lives.

Incidentally, according to the results of the World Happiness Report survey conducted in 2019, Japan ranked 32nd out of 36 OECD countries, while the United States ranked 18th.

The reason for Japan’s low level of happiness seems to be the low level of freedom of choice in life and the low level of tolerance among individuals.

I also thought that the fact that the happiness ranking after 2021 has been decreasing year by year is a sign of the increasing sense of stagnation in society.

What I myself strongly felt when I saw the results was that in order for Japanese people to be happier, it is exactly what they need to do to increase their freedom of choice in life and increase their tolerance for others and for people other than themselves.

While Japan has many things that Japanese people can be proud of, such as average life expectancy, safety, and the third largest economy in the world, I think the reason why we feel that we have less freedom of choice and tolerance in life is how each of us is self-consciously concerned about what others around us think of us and how we feel peer pressure.

I feel that I am very happy. From my wife’s point of view, the reason I am happy is because I am always thinking about myself and not about others.

That may be seen as a negative opinion, but I myself want to be responsible for my own life, and to that end, I believe that I am allowed to do whatever I want to do to the best of my ability. That is how selfish we are allowed to be.

And in return, I believe that accepting others without denying them, in other words, being tolerant, is the very reason why I can be happy.

So, today, let’s enjoy our lives and become masters of happiness.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.