Obsessionは日本語にすると、”執着”や”執念”という意味で、Passionは、”情熱”や”愛着”という意味になりますが、下記の英文が二つの単語の違いをよく表していると思います。
Passion – when people admire you for it (情熱 – それを持っているあなたに人々は尊敬の念を)Obsession – when you do it too much and people think you’re re weird (執着 – あまりやりすぎると人々はあなたを奇妙な人だと思うでしょう)
通常は、Passionは肯定的な意味で使われ、Obessionは否定的な意味で使われることが多いと思いますが、クリエイティブ・ストラテジストという肩書を持つ、マイケル・ペン氏は、Obsessionこそが、その人が一生かけてライフワークに昇華していけるチャンスがあると提言しています。
世の中を見渡すと明確なPassionを持って生きている人を見つけるのはなかなか難しいことであるが、誰でも一つや二つはObsessionを持っているものである。そのObsessionをPassionに昇華させていくことがその人を幸せに道ぶくためのヒントである
以前読んだ本に、デザイナーとしてソニーのトリニトロンTVをデザインした方が、今は、日本蕎麦のお店を経営して究極の蕎麦打ち名人になっているという話がありました。工業製品のデザイナーと、日本蕎麦の職人と全く違う畑のキャリアに見えますが、この方からしたらきっと何の矛盾もなく、自分の欲情に正直に従ってきた結果なのではないかなと思いました。
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