死を意識することで今日をより良く生きる

このブログは、私の父が亡くなったことがきっかけとなり、生きているうちにやりたいことをやろうと決めて始めたものです。死を意識することで、生命の尊さが際立ち、残された時間を一生懸命生きていこうと思えるのかもしれません。人生を終えるときに自分を見送ってくれる人からどんな人だったと思われたいですか?


今日は、Mel Robbinsさんのポッドキャスト番組で、ゲストのAlua Arthurさんとの対談が面白かったので紹介してみます。

Aluaさんは、弁護士として仕事のキャリアを始めますが、不治の病に侵された兄の介護をしたことがきっかけとなり、弁護士のキャリアを捨て、end of life planner (終活をサポートする人)、death dura(死の助産師)となったそうです。

番組では、何人もの人の死の向き合い方をサポートしてきて、またた、送り人として多くの死をみてきた、Aluaさんの知見を聞き出しています。

私たちは、身内や近しい人の死に直面した時以外に、日常的に死を考えることはあまりないと思います。

ましては、自分の死となると、まるで生命は無限であると考えているのではないかと思うことさえあります。

私自身は、5年近く前に父を亡くした時に、自分もいつまで残りの時間があるか分からないと思い、好きなこと、やりたいことだけをすることを決め、そこから4年くらいの準備期間をかけてFIREしました。ただ、その時でさえ、具体的に自分の死を考えることはありませんでした。

番組の冒頭では、”自分自身の死を考えることがあなたの人生を満たし、今この瞬間を輝かせる鍵となり得る”と言われたらあなたはどう思いますか” とリスナーに問います。

私はそれを聞いて、Steve Jobs氏の有名な言葉を思い出しました。

”毎朝鏡の中の自分を見て、今日が人生最後の日だったら、今日予定していることは本当に自分のやりたいことかを問うことをルーティンとしている。”

Jobs氏の場合は、その質問に対して自分のやりたいことではないという日が何日も続くと、自分の人生や目標を考え直すということだったと思います。

それと、あともう一つ昔読んだ本、確か村上春樹さんの本だったと思いますが、その本の中で、主人公が、死は生と対極であり、隣り合わせのようなもので、死を身近に感じると生というものが輝いてくるというようなセリフがあったのを今でもよく覚えているのです。

ということで、自らの死を考えるということは、生きるということを真剣に考えるのと同じことだよなと思うのでした。

それと、番組の中で、Aluaさんは、毎年誕生日に、自分の死を考えること(どのように死に、誰に見送られ、人から自分はどんな人だったと言われたいかなど)をお勧めしていました。

そう、もしも私たちが死を悲しいものではなくて、新しい誕生への喜びであると感じられるようになれば、私たちは人生はもっと満たされるよなと感じた今日でした。

(English)

Today, I’d like to introduce an interesting conversation with guest Alua Arthur on Mel Robbins’ podcast show


Alua started her professional career as a lawyer, but after caring for her incurable brother, she gave up her legal career to become an end of life planner and death doula.

In this program, we hear from Alua, who has helped many people cope with death and has seen many deaths as a sender.

We don’t often think about death on a daily basis, except when we are faced with the death of a relative or someone close to us.

Even more so, when it comes to our own death, we even think as if life is infinite.

As for myself, when I lost my father almost 5 years ago, I realized that I did not know how much time I had left, so I decided to do only what I liked and wanted to do, and from there I spent about 4 years preparing to FIRE. But even then, I did not think about my death specifically.

At the beginning of the program, listeners are asked what they would think if they were told,

“Thinking about your own death could be the key to filling your life and making this moment shine.”
It reminded me of Steve Jobs’ famous quote, “Every morning I look in the mirror.

“I make it a routine to look at myself in the mirror every morning and ask myself if today was the last day of my life, is what I plan to do today really what I want to do?”

In Mr. Jobs’ case, I think he meant that if a number of days go by that it is not what he wants to do in response to that question, he will rethink his life and goals.

In another book I read a long time ago, a book by Haruki Murakami, I think it was, I still remember the line of the main character who said that death is the opposite of life, that they are like two sides of the same coin, and that when you feel close to death, life shines through.

So, I think that thinking about one’s own death is the same as thinking seriously about life.

Also, in the program, Alua recommended that every year on your birthday, you should think about your own death (how you want to die, who will see you off, what kind of person you want people to say you were, etc.).

Yes, today I felt that if we could make death feel less sad and more like a joyous new birth, our lives would be more fulfilling.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.