否定的な感情を手放す

否定的な感情を手放すことに関してお話をしてみたいと思います。


私たちの一日を最大限生産的にするためには、できる限り非生産的な時間を減らすことが重要になると思います。そのためには、否定的な感情(非生産的な時間)をできる限り減らすことが鍵となると思います。


否定的な感情とは、怒りや不安、エゴなどを含むものです。
ネガティブな感情は分類すると、次の3つの人間の欲から生み出されるもとだと言われているそうです。それは、コントロール(支配、管理)、アクセプタンス(許容、支持)、セキュリティ(保証、防衛)となります。 
それぞれの項目を説明すると、コントロールは人や物を支配したい、管理したいという欲です。アクセプタンスは人から受け入れたい、同意してほしいという欲です。三番目のセキュリティは、自分を守りたいという自己防衛の欲になります。 


人間関係に関して出てきた感情を例に取りましょう。ある特定の人に対するネガティブな感情(例:怒り、不安、疑心、失望、無視など)は全て上に挙げた、「支配、管理」、「許容、支持」、「防衛、保証」から発生するものと考えられています。例えば、何故あの人は自分の言う事が分からないのだろう、どうして自分のことを理解してくれないのだろう、なぜあの人はいつも攻撃的なのだろうなどです。このことを理解した上で、実際に人に対するネガティブな感情がわき上がってきたときに、先ずはその感情を認めた上で、次の質問を自分自身にします。 


自分のネガティブな感情は、コントロール(支配)、アクセプタンス(許容)、セキュリティ(防衛)のいづれかに紐づいているものか? 


感情を分類できたら、その感情がコントロールに基づいているものであればコントロールすることをギブアップするように頭の中で深呼吸をしながらイメージしてみてください。その感情がアクセプタンスに基づくものであれば、アクセプタンスされなくてもいいとイメージしてみてください。その感情がセキュリティに関するものあれば、セキュリティがなくても構わないとシグナルを頭の中に送ってみてください。


毎回上手くいく訳ではありませんし、否定的な感情が発生したときに、すぐに否定的な感情を消せる訳ではありませんが、やはりトレーニングを意識して行うことでだいぶネガティブな感情をコントロールすることができるようになり、ストレスも軽減することができました。

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サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.