The Economist – Rule by fear

香港がイギリスから中国に返還された1997年に、前の職場で私自身日本からシドニーに転勤したこともあり、同じように香港からシドニーに転勤してきた同僚たちが香港の未来を憂いていたことを今でもよく覚えています。
国家安全保障法により、一国二制度のスキームは完全に廃れて香港人の自由は無くなってしまうのでしょうか。日本人は一般論として自由は与えられたものであり、自ら勝ち取ったものでなないという歴史的な背景もあり、香港人の痛みをあまり理解できない人も多くいるのではないでしょうか。日本人に取っては当たり前のこととして捉えていることも、他の国ではそうではないこともありますし、同じ国の中でも今回のアメリカのように、黒人差別から暴動に発展するなど、平等とか自由というのはただではないと痛感しました。
因みに、デモの人たちが掲げている”天滅中共”とは、神は中国共産党を滅ぼすという意味だそうです。
英文
 
The committee said it had reached a “decision” that China would impose a national-security law on Hong Kong. The territory’s own legislature would have no role in drafting it. The bill would prevent and punish “any conduct that seriously endangers national security”, including separatism, subversion of state power, terrorism and “activities by foreign and overseas forces” that “interfere” in Hong Kong’s affairs. It could be promulgated in Hong Kong as early as late June.
America is not waiting. On May 27th its secretary of state, Mike Pompeo, declared that “facts on the ground” showed Hong Kong was no longer autonomous. This opens a new front in the intensifying struggle between China and America. Mr Pompeo’s words mean that what many businesses in Hong Kong had once treated as unthinkable is becoming more possible. Namely, America could decide to impose the same tariffs, trade restrictions and visa requirements on Hong Kong as it does on the rest of China. That would cause as much if not more distress in the territory than the draconian new bill
 
日本語訳参考例
委員会は、中国が香港に国家安全保障法を課すという「決定」に達したと述べました。領土の立法はそれを起草する上で何の役割もありません。この法案は、分離主義、国家権力の転覆、テロ、香港の業務を「妨害する」「外国および海外の力による活動」を含む「国家安全保障を深刻に脅かすあらゆる行為」を防止し、罰するでしょう。そして、それは早ければ6月末に香港で公布されることになるでしょう。
アメリカは待っていません。 5月27日、国務長官であるマイク・ポンペイオ氏は、「目の前で起こっていること」が香港がもはや自律的ではなくなったことを示していると宣言しました。これは、中国とアメリカの間の激化する闘争に新しい前線を開きます。ポンペイオ氏の言葉は、香港の多くの企業がかつては考えられなかったものとして扱っていたことがより可能になっていることを意味します。つまり、アメリカは他の中国と同様に、関税、貿易制限、ビザの要件を香港に課すことを決定できます。それは、領土において、厳しい法案よりも多くの苦痛を引き起こします
 
英単語
impose =【人・会社・物などに】<制限・条件・税・罰金など>を課する<<on、upon>>、<人・事が> 【人などに】<重荷・負担・重圧>を負わせる <<on、upon>>
national-security law = 国家安全保障法
legislature = 立法府[部], 議会
endanger = …を危険にさらす(陥らせる)
separatism = (政治・宗教上の)分離(独立)主義(運動)
subversion = 政府破壊 [転覆](行為、反政府(行為)、(既成概念・道徳などの)破壊、打破
promulgate = (思想・信仰など)を広める、普及させる、(法律・規制など)を公布、発布する
autonomous =  ⦅かたく⦆(国・組織などが)自治の、自治権のある、独立した、⦅かたく⦆〈人が自立した>

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サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.