この世の中で一番いらないもの、それは、”いじめ”だと思っています。
残念ながら、いじめは私たちの世界に蔓延っていて、学校から会社まで、村から大都市圏に至るまで、そこに社会というものがあれば必ずいじめがあります。
いじめの原因は、
異なるものへの拒絶反応であったり、ストレス、フラストレーションの捌け口、自己保身や家庭環境など様々な要因があります。
さらに日本特有な問題を見てみると、日本は他国と比べて、いじめの対して、「傍観者」の割合が多く、「仲裁者」、「通報者」の割合が少ないそうです。
悲しいかな肌感覚でも、この見て見ぬ振りが多いというのはうなずけます。
それでは、いじめを減らすためには何が必要でしょうか。
私は、今働いている会社の従業員のエンゲージメント活動が、そのままいじめを減らすのに役立つと考えています。
それは、Inclusion & Diversity の促進です。
Inclusion(包含)は、つまり、働いている従業員が、ありのままでいられることを許容すること、それぞれの違いを尊重することを促進していく運動です。私自身、働いている会社がアメリカの会社なので、日本人であることはマイノリティであるのですが、このInclusionの促進により、だいぶ楽になりましたし、自分と違う意見に対してもだいぶ許容できるようになりました。
Diversity(多様性)に関しては、積極的に自分達と違うプロファイルを持った人を採用していくという考え方です。これらは肌の色だけでなくて、LGBTや障害者の人たちも含まれます。実際、LGBTや障害者の方を働く機会が増えたことで、自分自身の視点や観点が如何に偏っていたかを教えてもらうことになりました。
日本という国に暮らしていると、なかなか、この Inclusion&Diversityを促進するための機会が少ないと思います。明るい日本の未来を作っていくためにも、また、いじめの無い、皆がよりコラボレーションしていける社会にするためにも、同調圧力社会から多様性許容社会に変わっていきたいですね。
コメントを残す