中年の危機と情熱の源泉

行動を起こす人とそうでない人の違いは、行動を起こす人には行動を起こさずにはいられない行動の源泉があるのではないでしょうか。どんなことでもいいので情熱の対象を持つこと。その情熱が行動せずにはいられない源泉になるのだと思います。

私たちは誰でも、こういう人間になりたいという願望があると思うのですが、理想の自分に向かって行動する人とそうでない人がいます。

行動する人の中でも、いつも行動している人、行動量の少ない人、行動の早い人、遅い人と様々なわけです。

私自身の人生を振り返ってみると、若い時から、こうなりたいという理想像はあるもののそれが行動になかなか繋がらず悶々としていた時期が長かったような気がします。

そもそも若い時はまだ人生経験も短く、やりたいことも次から次へと出てきたかと思うと、直ぐに興味を失ってしまったりしたので行動が続かないのも無理はないのかもしれません。

それが結婚して、子供もできて家族を持つようになると、責任感からとにかくがむしゃらに働く時期が長く続きました。それでも50歳を過ぎて周りを見渡す余裕も出てくると、また若い時のように第二の自分探しが始まりました。これが俗に言う、ミッドライフクライシス(中年の危機)なのかもしれません。

いづれにしても、私の場合この先の人生でなりたい自分は直ぐに見つかったので自分探しの旅から直ぐに帰ってくることができました。

ここで冒頭の話に戻りますが、行動を起こす人とそうでない人の違いは、行動を起こす人は行動を起こさずにはいられない行動の源泉があるのではないかと考えるようになりました。

はっきりとした自分の理想像があるので、そこへ向かわずにはいられない。こうなりたいという自分の情熱が源泉となり、それが枯れない限りは行動を続けていけるのではないでしょうか。

54歳という年齢、まだ遅くないと信じて情熱の源泉を大事にしていきたいと思います。

(English)

We all have the desire to be this kind of person, but there are those who act toward their ideal self and those who do not.

Even among those who act, there are those who act all the time, those who act little, those who act quickly, and those who act slowly.

Looking back on my own life, I feel that since I was young, I had an ideal image of what I wanted to be, but it did not lead to action, and I spent a long time in agony.

When I was young, my life experience was still short, and the things I wanted to do kept coming up one after another, but I soon lost interest in them.

When I got married, had children, and started a family, the period of working hard because of my sense of responsibility lasted for a long time. Nevertheless, when I passed 50 years old and had time to look around, I started looking for my second self again, just as I had done when I was younger. This may be what is commonly referred to as a mid-life crisis.

In any case, in my case, I was able to return immediately from my journey of self-discovery because I immediately found who I wanted to be in the rest of my life.

Returning to my earlier point, I have come to believe that the difference between those who take action and those who do not is that those who take action have a source of action that compels them to take action.

They have a clear ideal image of themselves and cannot help but move toward it. I believe that one’s passion for becoming this way is the source of one’s actions, and as long as that passion does not wither, one can continue to take action.

At the age of 54, I would like to cherish the source of my passion, believing that it is not too late.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.