残された時間

時間を取り戻すことはできませんし、時間をお金のように貯金して使うこともできませんが、今の自分にできることは、残された時間を大切に、自分が本当に熱中できることだけに時間を使うようにしたいと思います。

何かに熱中していたら夕飯の時間になっていた。

気がついたら外が暗くなっていた。

そんな毎日を過ごすことが、今の自分の理想な生き方です。

その思いは、これまで過ごしてしまった無駄な時間に対しての自戒の念からきている部分が大きいのかもしれません。

私が小さい頃、母はよく時間を大切にしなさいと言っていました。それ以外は母から何か小言のようなことを聞いた覚えがないので、母は母なりに自分の息子に大事なことを教えてあげたいという気持ちが強かったのかもしれません。

そんな自分も子供の頃は、時間は有限で人生で最も大切な資産であるということを理解していませんでした。

また、人生で何を成し遂げたいのか、自分は何者になりたいのかということが定まっていなければ、人生は長く、永遠に感じられるのも無理はなかったのかもしれません。

ところが、人生が後半戦に差し掛かり、死ぬまでにあれもやりたい、これをやらずに死ねないと思うと急に人生は短く、自分に残された時間は少ないと感じることになります。

今更時間を取り戻すこともできませんし、時間をお金のように貯金して使うこともできないことは分かってはいますが、では今の自分にできることといえば、冒頭の言葉のように、自分が本当に熱中できることだけに時間を使うことだけです。

そんなことを考えていたら、今日ランニングの練習をしているときに見かけた、どこかの政党のポスターの言葉が思い浮かんできました。

それは、

”停滞か前進か”

という言葉でした。

時間は過去から今、そして未来に流れるという感覚を以前は持っていたのですが、最近は、時間は未来から流れてくると思うようになりました。

この感覚においては、”停滞” か ”前進” かの二択ではなくて、常に自分は未来に晒されている、つまり前進しているということになります。

また私たちは死に向かって生きているのではなくて、自分から向かわなくとも死は向こうからやってくるという概念となります。なので、その日がやってくるまでは死のことは忘れて、とにかく今を一生懸命楽しむことが私たちに与えられた唯一の使命なのかもしれません。

(English)

I was absorbed in something and it was time for dinner.

When I came to, it was dark outside.

Spending every day like that is my ideal way of life now.

This thought may stem largely from a sense of self-consciousness about the wasted time I have spent so far.

When I was young, my mother used to tell me to value my time. Other than that, I don’t remember hearing anything else from my mother that sounded like petulant words, so perhaps in her own way she was eager to teach her own son important things.

As such, when I was a child, I did not understand that time is finite and is the most important asset in life.

Also, if I did not have a clear idea of what I wanted to accomplish in life and who I wanted to be, it was perhaps understandable that life felt long and eternal.

However, when you reach the latter half of your life and realize that you want to do this or that before you die, you suddenly feel that life is short and that you have very little time left to live.

I know that I can’t get my time back now, and I know that I can’t save and spend it like money, but the only thing I can do now is, as I said at the beginning, to spend my time only on things that I am truly passionate about.

When I was thinking about this, the words from a poster of some political party that I saw while I was practicing my running today came to mind.

It was.

“Stagnation or progress?

It was the phrase, “Stagnation or progress?

I used to have the sense that time flows from the past to the present and into the future, but recently I have come to believe that time flows from the future.

In this sense, it is not a choice between “stagnation” and “progress,” but rather that I am always exposed to the future, which means I am moving forward.

We are not living toward death, but rather death will come to us even if we do not face it ourselves. Therefore, until that day comes, our only mission may be to forget about death and enjoy the present moment as much as we can.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.