南方熊楠のやりあて

私が尊敬してやまない、知の巨匠である、南方熊楠氏さんが提唱した、”やりあて”を紹介してみたいと思います。

南方熊楠さんに関しては、以前このブログでも取り上げたことがありますので、こちらもよろしければご覧ください。

南方熊楠

それでは、先ずは、”やりあて”の定義を紹介します。 


1 長く思いを馳せた(思い遣った)結果、成功が向こうからやって来ること

2 得られた直観を信じて自ら行為に移した結果、的中させること 

3 より能動的に、槍で的を射るように当てること 


”やりあて”には共時性(synchronicity)が必要となり、共時的現象には「希望」・「期待」が大きく関与しているということが挙げられるそうです。 


なお、「希望する」人は、心が広く開放されるので、共時的現象に他の人よりもよく気づくことになり、結果、やりあて=何かを純粋に思い遣った結果、(成功が)向こうからやって来ることであるがあるということだそうです。 


次に、やりあてのプロセスに関して説明しているものを紹介します。 


つまり、個々の知識を「包括的」にまとめ上げる(統合する)ことが重要であり、それは人間(生物)に備わった能力でもある。しかし、何もせずにその能力を発揮することはできない。まずは知識の吸収が必要なのである。そして対象へ接する際の集中力(対象の内部へ入り込むほどの強力な集中力)も必要である。知識は、初めはバラバラであっても一定の段階で「統合」される。その「統合」を我々は普通意識できない。(中略) 

上記を簡略化すると 


「indwelling(内在)」→「統合」→「ひらめき」→「発見」という過程となる。 


うーん、何か一つの事や、道を極めるためには、やりあては必須ではないでしょうか。

私自身、やりあてられるくらい、好きなことに熱中して、その道に精進していきたいと思います。

(English)

I would like to introduce “Yaritate”, a concept proposed by Mr. Minakata Kumagusu, a master of knowledge whom I respect and admire.


I have written about Mr. Minakata Kumagusu before in this blog, if you would like to read it here.
https:/masterofhappiness.comarchives994

First, let me introduce the definition of “Yariate”. 


1. Success comes to you as a result of prolonged thought (or consideration)

2 Believing in one’s intuition and acting on it, and having it come true.  

3 To hit the target more actively, as if you were hitting it with a spear.  


It is said that synchronicity is necessary for “hitting the mark” and that “hope” and “expectation” are greatly involved in synchronistic phenomena. 


He says that people who “hope” are more open-minded and therefore more aware of synchronic phenomena than others, and as a result, there is a sense in which “doing” is a result of pure concern for something, and (success) comes from beyond. 


Next, here’s what he says about the process of appropriation. 


In other words, it is important to put together (integrate) individual knowledge in a “comprehensive” way, which is an innate human (biological) ability. However, it is not possible to demonstrate this ability without doing anything.


First of all, we need to absorb knowledge. It is also necessary to have the power of concentration when dealing with an object (a power of concentration strong enough to penetrate into the object).

Even if knowledge is disparate at first, it will be “integrated” at a certain stage. We are usually unaware of this “integration. (Omission) 


To simplify the above 


The process of “indwelling,” “integration,” “inspiration,” and “discovery. 


Hmmm… In order to master any one thing or path, isn’t it essential to try?
I would like to devote myself to what I love and devote myself to that path so that I can achieve it.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.