打率2割5分と3割

野球を知っている方なら、野手の打率2割5分と、打率3割では随分と大きな差があると言うことに賛同いただけると思います。

因みに、広島東洋カープ所属の菊池涼介選手の記録で比較してみると、

2015年の打率が、2割5分4厘で、安打数が143本、
2016年の打率が、3割1分5厘で、安打数が181本、でした。

2015年は打席数が644で、4.5打席に1安打、
2016年は打席数が640で、3.5打席で1安打

この違いは、1週間でヒットを1本多く打つかの違いでしかありません。

因みに、菊池選手の2015年と2016年の年棒は8千5百万、打率が3割を超えた翌年の2017年の契約更新では、1億4千5百万まで年棒が上がっています。

これを、1安打の値段に換算してみると、

2016年は、1安打47万円でしたが、2017年は、1安打95万円と倍増しています。

名将と言われた、野村克也氏は、

100打数で3割と2割5分のではわずか5安打の違い。しかし3割打者はわずか、2割5分は腐る程いる。その5安打の差を埋めるのが本当のプロフェッショナル

だと言う言葉を残されています。

わずかな違いが、大きな結果に繋がることが分かっていれば、普段の小さな努力も続けられるかもしれませんね。

(English)

If you know anything about baseball, you will agree with me that there is a huge difference between a .250 batting average and a .300 batting average for a fielder.

In case you’re wondering, let’s compare the record of Ryosuke Kikuchi, a member of the Hiroshima Toyo Carp.

In 2015, his batting average was .250 with 143 hits.
In 2016, his batting average was .310 with 181 hits.

In 2015, he had 644 at-bats.
In 2015, he had 644 at bats, with one hit every 4.5 at bats.

In 2016, he had 640 at bats and one hit in 3.5 at bats.

The difference is just one more hit in a week.In case you’re wondering, Kikuchi’s annual salary in 2015 and 2016 was 85 million, and when his contract was renewed in 2017, the year after his batting average exceeded 30%, his salary went up to 145 million.

This translates into a price per hit.In 2016, it was 470,000 yen per hit.

In 2017, it doubled to 950,000 yen per hit.

Katsuya Nomura, the legendary baseball player and coach said

The difference between hitting .300 and .250 in 100 at-bats is only 5 hits. However, there are only a handful of .300 hitters and an abundance of .250 hitters. The real professionals are the ones who can make up the difference between those five hits.

That’s what he said.

If you know that a small difference can lead to a big result, you may be able to continue your small efforts.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.