個人主義?家族主義?

30年も外資系の会社で働いてきた私にとって、職場での個人主義は居心地がいいのですが、家庭では、家族あっての自分。絵に描いたようなファミリーマンだと思います。妻からはもっと社会性を持った方がいいと言われますが流石にもう諦めているのかもしれません。

父は、私の娘が小学生5年生の時に無くなりましたが、孫娘が生まれたあとは、とにかく孫命でした。

そんな父が亡くなって2年以上が経ちましたが、最近娘がジジとの思い出を語るようになりました。

娘が語るジジは、私の知っている父とは違い、なんだかくすぐったい感じですが、やはり父と息子、祖父と孫ではその関係性も違うのも当たり前なのでしょう。

私自身も、父が亡くなったあとは、父との記憶も美化されて、何か良い思い出しか残っていないように感じますが、実際父の生前は、父との関係においてギクシャクしたり、複雑な思いを持っていたこともありました。

そもそも、親はいつまでたっても親であり、ある時は自分の一番の理解者、そしてあるときは憎しみの対象であったりと、自分という人間を形成するのに大きな影響を受けたことは間違いありません。

欧米などの国は、子離れ、親離れが比較的早い段階で進むの対して、日本は、核家族が進んでいるとは言え、まだ親子の関係が深く、最後まで親の面倒をみるケースも少なくありません。

それは、そのまま、個人主義である欧米と、家族主義であるアジアや日本の違いにつながっていくのだと思いますが、私にとっては、何か頑張っているときや、大変な時は、いつも父や優しかった祖母が守ってくれていると自然に思えることに感謝しています。

そして、父がなくなる直前に、父がうわ言のように、なんでお袋がここにいるんだと言っているのを聞いて、最後はやっぱり両親がお迎えに来てくれるんだと改めて家族の絆を思い知らされた気になりました。

両親からもらった生命を大切に、今日も精一杯生きていきたいと思います。

(English)

My father passed away when my daughter was in the fifth grade of elementary school, but after my granddaughter was born, he was just as devoted to his grandchildren.

It has been more than two years since he passed away, and recently my daughter has started to talk about her memories of him.

The Gigi she talks about is different from the father I knew, and it tickles me a little, but I guess it is natural that the relationship between father and son, grandfather and grandson, is also different.

After my father passed away, my memories of him became more beautiful and I feel that I only have good memories of him, but in fact, before his death, I had some conflicting and complicated feelings about my relationship with him.

My parents will always be my parents, and there is no doubt that they had a great influence in shaping who I am as a person, sometimes being the people who understood me the most and sometimes being the people who hated me the most.

In contrast to countries in Europe and the U.S., where children are separated from their parents at a relatively early stage, in Japan, although the nuclear family has been progressing, the relationship between parents and children is still very deep, and in many cases, parents are taken care of until the end of their lives.

I think this is directly connected to the difference between the individualistic Western countries and the family-oriented Asian countries and Japan, but for me, I am grateful that I can naturally feel that my father and my grandmother, who was always kind to me, have always protected me when I was trying my best or going through hard times.

And just before my father passed away, I heard my father whisper to me why my mother was here, and I was reminded once again that my parents would come for me in the end.

I will cherish the life my parents gave me and live it to the fullest today.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.