ウィン・ウィンの関係を築く

お互いに相容れないものがあったとしても、相手を尊重して、ウィン・ウィンの関係を築くことはできます。相手に求めすぎず、ある意味ドライな関係で利用し合うほうが健全であると外資系の会社で働いて気がつきました。

英書52冊チャレンジの12冊目に選んだ、Anti-Japanという本を読み終わりました。

11冊目に読んだ、Assia’s Reckoningと合わせ、日本のアジア植民地化と、敗戦後の隣国との関係を日本人の視点ではなくて、アメリカ人の視点で学ぶことができました。

中国や韓国では、日本の侵略を知らない世代に対しても、学校教育で日本が彼の地で何をしたのかを克明に教え、また、中国ではプロパガンダとして、いまだに、植民地時代の日本兵や日本軍を悪者にしたドラマが多く作られ人気を博しています。

一方、日本では、学校教育において、植民地において日本軍が行った蛮行などは教えられことはなく、なぜ戦後80年近く経っているのに、日本はまだ謝り続けなくてはいけないのか不思議に思っている人が多いのが事実だと思います。

私自身、これらの本を読んで率直に思ったことは、歴史というのは国によって見方が全く異なるという当たり前のことでした。

なので、中国や韓国と日本が同じ価値観を持ち、理解し合うのは簡単ではなく、そもそも、そんなに仲良くする必要があるのかと思っている日本人が多いのだと思います。

ただ、国や政府レベルでなくて、個人レベルでは、日本のアニメや韓流ブーム、中国人の爆買いツアーなどのおかげで、嫌悪感情は薄らいでいるのではないでしょうか。

私自身は、引き続き、日本の近代史や、アジア隣国との関係に関する英書を読んで、日本が世界から理解されるために何ができるのかを考えていきたいと思います。

ちなみに、今働いている会社では、多くの中国人、韓国人の同僚と一緒に働いていますが、彼らの優秀ぶりにはいつも見習うべきことが多く、このままでは日本はどんどんとアジア隣国に置いていかれてしまうという危機感を持っています。

(English)

I have finished reading Anti-Japan, the twelfth book in the 52-book English book challenge.

Together with Assia’s Reckoning, the 11th book I read, I learned about Japan’s colonization of Asia and its relationship with its neighbors after its defeat, not from a Japanese perspective but from an American one.

In China and South Korea, the Japanese invasion is taught in detail in school education, even to a generation unaware of the Japanese invasion. In China, many dramas are still produced and popular as propaganda, demonizing Japanese soldiers and the Japanese military during the colonial period.

On the other hand, in Japan, the barbaric acts of the Japanese military in the colonies are not taught in school education, and many people wonder why Japan still has to apologize almost 80 years after the war.

I myself frankly felt, after reading these books, that it is a matter of course that history is viewed in completely different ways in different countries.

Therefore, it is not easy for China and Korea and Japan to have the same values and understand each other, and I think that many Japanese people wonder if they need to be so friendly in the first place.

However, on an individual level, rather than on a national or governmental level, I believe that dislike for Japan has diminished thanks to the Japanese anime and Korean boom, as well as the Chinese shopping spree.

As for myself, I will continue to read English-language books on Japan’s modern history and its relations with its Asian neighbors and think about what Japan can do to be better understood by the rest of the world.

Incidentally, I work with many Chinese and Korean colleagues at the company where I work now, and I always have much to learn from their excellence, and I have a sense of crisis that Japan will be left behind by its Asian neighbors more and more if this situation continues.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.