限界集落に作るコミュニティの可能性

持続可能な社会のあり方の一つとして、限界集落に若者が集まりコミュニティを作り、その中で自治を行い、生活を完結させる人達が増えているそうです。脱経済成長のモデルとして、新しいの社会の一つとしての可能性を感じます。

日本の未来を考えるときに、多くの議論や考えは、国力を支える経済をいかに成長させていくかという命題が出発点になっていると感じます。

一方で、戦後の高度経済成長期の時のように、経済のスケールを増やしていくことは、人口減少や高齢化が避けられない今の日本では現実的ではないわけです。

そうは言っても、日本にはまだ1億2500万の人口があり、世界で3番目に大きい経済の規模があるので、既得権益者の抵抗によりなかなか岩盤規制を剥がすことができない状況が続いています。

そこで、最近新しい社会の動きとして、限界集落に若者を集めてコミュニティを作り、そこで持続可能な社会の構築を目指していく団体が増えていることに注目しています。

特にコロナ禍の中で、大都市圏での生活に見切りをつけて地方へ移住を考えている若者が増えてきたり、SNSやネットの台頭により地方でも仕事がしやすくなったのも追い風となっているようですね。

私自身、こうしたコミュニティやネットワークに興味があり、ネットで少し調べてみましたが、特徴としては、コミュニティの発案者や発起人の考えに同調した人たちが限界集落に集まり、お互いに助け合いながらコミュニティを作りあげ、そのコミュニティの中で自治を行いできるだけ行政の力も借りずに自給自足的な生活を送っているところが多くありました。

私自身、ちょうど一年前くらいに、斉藤幸平さんの、「人新世の資本論」という本を読んで、脱経済成長コミュニズムに興味を持っていたので、この限界集落での新しいコミュニティ作りにも興味を持っています。

実際に、自分も勉強のため、こうした限界集落にあるコミュニティを訪ねてみたいと思いますが、その時はまたこのブログで報告したいと思います。

(English)

When considering the future of Japan, I feel that the starting point for many discussions and ideas is the proposition of how to grow the economy to support national power.

On the other hand, increasing the scale of the economy, as was done during the period of rapid economic growth after World War II, is not realistic in today’s Japan, where population decline and aging are inevitable.

That said, Japan still has a population of 125 million and the third largest economy in the world, so it continues to be difficult to remove bedrock regulations due to resistance from vested interests.

Therefore, as a new social movement recently, I have been noticing an increasing number of organizations that gather young people in marginalized communities to create communities and aim to build a sustainable society there.

In particular, among the Corona Disaster, I see an increase in the number of young people who have given up on life in metropolitan areas and are considering moving to the countryside, and the rise of social networking and the Internet has made it easier to work in rural areas, which has also been a tailwind.

I myself am interested in such communities and networks, and did some research on the Internet. self-sufficient and self-reliant without the help of the government.
They are living a self-sufficient life without the help of the government as much as possible.

I myself have been interested in the economic growth communities that stand on the basis of the book “Capitalism in the New Age” written by Kohei Saito about a year ago, so I am also interested in the creation of new communities in these marginalized communities.

In fact, I would like to visit these marginalized communities for my own study, and I will report back on this blog when I do.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.