料理の腕を鍛えるのに、日本の伝統文化である茶道や武道の修行における過程を示した ”守破離” のモデルが役立つと思ったので紹介させていただきます。
先ずは定義から。
守る … 基本に忠実に反復練習を繰り返して技術を習得するステージ
破る … 習得した技術をさらに向上、改善するために工夫や応用を加えてみるステージ
離れる … 基本を離れ、想像的にいろいろなアイデアを実践でき、自分にしか辿り着けない境地
これを料理に当てはめると、
守る … 様々なレシピを忠実に再現して試してみるステージ
破る … 食材の切り方を変えたり、食材により火を通す時間を変えたり、何隠し味的な調味料を加えるなどの工夫、応用を施す
離れる … レシピやルールを離れて自由自在に様々な食材や調味料、技法を使い創造的な料理を作れる
私自身料理に興味を持ったきっかけは、食材を自分の頭の中で組み合わせて、切ったり、剥いたり、炒めたり、煮たり、工作にも似た楽しさを感じたからですが、他にも作ったものが美味しいか、そうでないかすぐにフィードバックをもらえること(結果がすぐに分かる)と、何よりも美味しいと言って食べてくれる家族の顔を見るのが嬉しいからです。
他にも料理を作ることは、集中力を養う、創造性を働かせる、美的センスを磨く、オーガナイズする力を育てることができるなど、いいことづくめに聞こえますが、毎日献立に頭を悩ませている主婦の人からすると何を能天気なことを言ってのと怒られそうですね。
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