どれだけ執着や固執を捨てられるか

仏教の教えでは、執着や固執を捨てていくことが大切だとしています。他人や物事をコントロールしようとするのは時間の無駄だと割り切って、自分をコントロールすることだけに集中していけば人生はだいぶ楽になることを実感しています。

悪口よりも褒めることを


批判よりも提案を

イライラよりもワクワクを

これらの言葉は、全て自分の部屋の壁に貼っている言葉の一部なのですが、意識していないとどうしても私達はネガティブなことに囚われたり、高みを目指すよりも低いところに流れて行きがちです。

特に感情に関しては、それがポジティブなことなら良いのですが、怒りや不安などネガティブな感情はエネルギーも大きいのでそのまま引きずって一日を無駄に過ごしてしまうなどいうこともあります。

それでは、負の感情をできるだけ引きづらないためにはどのようなことが有効でしょうか。

私自身の経験では、とにかく、他人や物事をコントロールしたいという欲望をできるだけ放棄することが、負の感情を長引かせないためにはとても有効だと実感しています。

仏教の教えでも、人間として成長をしていくためには、執着や固執を捨てていくことが大切だとしています。

自分をコントロールするのもままならないのに、他人や物事をコントロールしようとするのは時間の無駄だと割り切って、自分をコントロールすることだけに集中できれば、人や社会に対する僻みや、執着は少なくなり、人生がだいぶ楽になってくるのではないでしょうか。

そして、できれば人や物事を判断したり、評価することも辞めてしまいましょう。

物事は見方により白とも黒とも取れることが多く、その人のレンズの色により見え方が変わってきます。

そして、そこに自分の判断を入れることで執着や固執が生まれることは間違いありません。

私自身、歳をとっても成長するためには、この執着や固執、固定観念からいかに離れられるかが鍵だと思っています。

今日も、明日も、一生小僧のつもりで修行をして行きたいと思います。

(English)

Praise rather than bad words.

Suggestions rather than criticism.

Excitement over frustration.

These are all part of the words on the wall in my room, but without being aware of them, we tend to get caught up in negativity and drift to low points rather than aiming high.

This is especially true when it comes to emotions, which is fine if they are positive, but anger, anxiety, and other negative emotions are so energetic that they can drag us down and cause us to waste the rest of the day.

So, what is the best way to avoid negative emotions as much as possible?

In my own experience, I have found that it is very effective to give up the desire to control others and things as much as possible in order to avoid prolonging negative emotions.

Even in Buddhist teachings, it is important to give up attachment and adherence in order to grow as a human being.

If we can let go of the idea that it is a waste of time to try to control others and things when we cannot even control ourselves, and focus only on controlling ourselves, we will have less backbiting and attachment to people and society, and our lives will become much easier.

And if possible, quit judging and evaluating people and things.

Things are often black and white depending on how you look at them, and the way you see them depends on the color of your lens. And putting one’s own judgment into it is sure to create obsession and fixation.

I myself believe that the key to growing older is how to get away from these attachments, fixations, and stereotypes.

Today and tomorrow, I would like to continue my training as if I were a little boy for the rest of my life.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.