外資系の会社に入社して、20代後半から30代半ばにかけては海外に行ったこともあり、兎に角英語をもっともっと上手くなりたくて必死でした。そのため人との付き合いなども意識的に減らしてどうしたら効率良く英語を向上できるかをいつも考えていたと思います。一方で折角海外にいたのにできなかったことや、やらなかったことがいっぱいあり今になって後悔しています。
例えるならば、当時の私は山の麓から山頂までを一気に目指して登っていく登山型のパスを選択していました。一方で、必ずしも、登山型のアプローチがいつでも最短時間で目指していることに到着できるわけではないと気がついたのはもう少し歳を取ってからでした。
ここでも例えになりますが、一気に頂上を目指すパスではなくて、色々なルートを辿り、その都度立ち止まって山の風景や、自然を楽しむトレッキング型のパスが、登山型のパスより早く目指しているところに到着することがあることを知ったのです。
急がば回れということわざがあるように、あの時寄り道したことが後になって活きてくることがままあります。特にIT化が進んだ今の世の中、何か一つのスキルを身につけても数年後には市場での価値が無くなってしまうのが当たり前になってきました。
私自身は、もともと何かを極めることに憧れを持っているので、登山型アプローチを完全に止める事は考えていませんが、途中途中で立ち止まって、周りの景色を楽しんだり、いつもと違う道を選んでみることで何よりも楽しみながら勉強していきたいと思います。
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