以前このブログで(怒りをコントロール)、怒りのピークは6秒間と書いたことがありますが、感情は怒りに限らず、喜びや感動といったポジティブな種類の感情であっても数秒間から長くても数分しか持ちません。
怒りにせよ、喜びにせよ、感情が高まると脳内ホルモンである、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなどが放出されますが、これらのホルモンは、もともと死ぬか生きるかなど極限的な状況で生き残るために人類が長い歴史の中で手に入れた神経伝達物質と言われていますので、四六時中感情が高まっていたらとても体が持たないということですね。
それでも、幸せを追求するために、どうしたら幸せのホルモンであるオキシトーシンを分泌しやすくなるのかなどの研究がおこなわれていますが、一つのおすすめとして言われているのが、小さなポジティブな感情を毎日の生活の中でできるだけ多く育てていくことがその人の幸せにプラスに作用することが分かっているそうです。
どんな小さなことでもいいのでその日の終わりに今日一日感謝できることを3つ思い出してみるなどの習慣は、まさに幸せの体質を育むのに大切と言うことですね。
また、片付けコンサルタントとしてアメリカで大ブレークしている ”こんまり” こと近藤麻理恵さんの言っていることも、部屋を掃除したり整理整頓をするという決してセクシーではなく、地味な作業(これまでは家事の一言で片付けられてしまうこと)をすることで人生が開けていく、つまり小さなことでも、毎日の生活を生産的、建設的、肯定的な行動や思考で固めることでその人の幸せには大きな結果をもたらすということだと思っています。
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