セルフコンパッション(自己に対する慈悲の心)と、セルフエスティーム(自尊心)、どちらもウェルビーイングには大切なことですが、両者には大きな違いがあると思っています。
自尊心は、例えるなら、あなたの銀行口座の預金残高のように、使えば使うほど減ってしまいますし、逆に成功体験などにより増やしていくこともできます。
人生が上手く行っている時は、高い自尊心を保つことができますが、失敗したり、落ち込んだり、心が傷ついたりした時はどんどんと自尊心も下がってしまうものだと思います。
一方で、慈悲の心は、人生上手くいっている時でも、そうでない時でも持つことができます。
逆に、人生の困難な時期や、何か逆境に立ち向かっている時にこそ、自分をいたわり、やさしくして、うけいれる心が私たちを救ってくれると思っています。
それでは、セルフコンパッションはどのように高めていけるでしょうか。
私自身が試していることで効果的だと思うことに、セルフアファーメーションがあります。
もともとアファーメーションは、成りたい自分をイメージして、それを言葉にしてみる、そして宣言するという取り組みになります。つまり、肯定的な自己暗示や自己宣言をするということですね。
毎朝、自分に対して肯定的な言葉をひたすら紙に書く作業をしていると、それだけで、ありのままの自分を受け入れられる気持ちになってくるので、一日の始めにセルフアファーメーションをすることは意味のあることだと思っています。
(English)
Self-compassion and self-esteem are both important for well-being, but I believe there is a big difference between the two.
Self-esteem is like the balance in your bank account; the more you spend, the less you have, and the more you have, the more you have. When life is going well, you can maintain a high level of self-esteem, but when you are failing, depressed, or heartbroken, your self-esteem will go down.
On the other hand, we can have compassion when things are going well in our lives and when they are not. On the other hand, I believe that a compassionate heart can help us when we are going through difficult times in our lives or when we are facing adversity.
So how can we improve our self-compassion?
One thing that I have tried and found effective is self-affirmations. Originally, affirmations are an effort to visualize the person you want to be, put it into words, and declare it.
In other words, they are positive self-assertions or self-declarations. Every morning, when I write positive affirmations about myself on a piece of paper, I feel that I can accept myself as I am, so I think it is meaningful to do self-affirmations at the beginning of the day.
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