植村直己さん

高校生の時に、植村直己さんの著作 ”青春を山に賭けて” を読んで、植村さんの大ファンになりました。

植村さんの冒険家としての生き方に、当時多感な年頃だった私は、こんな人生もあるのかと憧れてしまった訳です。

植村さんは、1984年にマッキンリーに単独登頂をして下山中に消息不明となり帰らぬ人となってしまいます。

当時16歳だった私は、マッキンリーで消息をたった植村さんの知らせをTVやニュースで見て、関心を持ち、前述の本を読むことになるのですが、この本の初版は1971年に出されています。

この本では、植村さんの生い立ちから、大学で山岳部に入り山にのめり込んでいったエピソード、日本を出てヨーロッパにアルバイトをしながら、ついには五大陸最高峰の全てを登頂する話、さらには南極大陸単独横断などの話が収められています。

私がこの本を読んだのは、植村さんがマッキンリーで消息を絶った1984年のはずなのですが、1986年には、西田敏之さんが植村さんを演じた映画 “植村直己物語”が公開されます。この映画もとてもいい作品でした。

西田敏行さんの演技の素晴らしさに加えて、奥さん役を、倍賞千恵子さんが演じていましたが、このお二人とてもいい俳優さんですね。

ちなみに、なぜそんなに植村さんに自分が引かれるのかを考えてみましたが、私は、どうも所謂普通の一般社会には適合できないけれど、一つのことに自分の人生を捧げている人達に憧れを感じ、共鳴するようです。

植村さん、安らかに。

(English)

When I was a high school student, I read Naomi Uemura’s book, “Betting My Youth on the Mountains,” and became a big fan of his.His adventurous way of life made me yearn for such a life, even though I was at an impressionable age at the time.

In 1984, Mr. Uemura climbed McKinley alone and disappeared on his way down.

When I was 16 years old at the time, I saw the news of Mr. Uemura’s disappearance from McKinley on TV and the news, and became interested in him, which led me to read the aforementioned book.The first edition of this book was published in 1971.

The book contains stories about Mr. Uemura’s background, episodes of how he joined the mountain club at university and became absorbed in the mountains, how he left Japan and went to Europe to work part-time, eventually climbing all the highest peaks of the five continents, and even crossing Antarctica alone.

I read this book in 1984, the year Mr. Uemura disappeared from McKinley, but in 1986, the movie “The Story of Naomi Uemura,” in which Toshiyuki Nishida played Mr. Uemura, was released.This movie was also a very good piece of work. In addition to Toshiyuki Nishida’s wonderful acting, his wife was played by Chieko Baisho, and they are both very good actors.

Incidentally, I’ve been thinking about why I’m so attracted to Mr. Uemura, and it seems that I admire and resonate with people who can’t fit into the so-called normal society, but who dedicate their lives to one thing.

Peace be with you, Mr. Uemura.

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サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.