自分の成長にならなければ自分から舞台を降りてもいいのでは

組織におけるマネージャーの必要性を考えてしまいます。部下の成長や、やる気を引き出すどころか、部下の邪魔をしているマネージャーが多すぎると思うのです。

社会人になって今年で丁度30年になります。

新卒で米外資系の会社の日本支社に入社したのが1991年。

1996年から2007年の11年間は海外勤務も経験させていただきました。

2012年には、21年勤めた会社を辞めて、声をかけていただいた今の会社に転職をしました。

これまでの30年間、とにかく人に恵まれて、新しいことにチャレンジさせてもらったり、昇進させてもらい感謝の気持ちしかありません。

一方で、尊敬できない、苦手な上司と仕事をすることもありました。

もちろん、人の好き嫌いで仕事はできませんし、往々にして上司を選ぶことはできませんが、どうしても尊敬できない上司の元で働くこともあると思います。私の場合は、その上司の元で働いたことで、自分をさらに成長させることができ、その上司から離れた後、仕事上で大きな飛躍があったので、今は、あの時の我慢があったから、その後の成功があったと思い返すことができます。

ただ、私の場合はあくまでも結果論なので、今、上司との関係が悪かったり、苦痛に感じている人はそんな心の余裕がないことも良く分かります。どんな上司につくかは決められないことが多いので、そこには運の力に任せるしかないことも多いとは思いますが、どうしてもその人の下で働くのが辛いのあれば、自分から降りるという選択は間違っていないのではないかと思います。

あなたの一度きりの貴重な人生、誰かに自分の人生を振り回されるのはとても勿体ないと思うのです。そんなことを言っていたら、どこでも長続きしない、使えない奴になってしまうとの声がどこからか聞こえてきそうですが、私は、我慢は美徳だとか、根性論にはどうしてもついていけません。それが本人が望んでいることであればいいと思いますが、不条理で不合理な上司の下で働く意味はないと思っています。

今や終身雇用も崩れて、一つの会社で定年まで働くことの方が稀になってきましたので、転職もしやすくなりました。また、誰かの下で働くのが嫌な人は、フリーランスや起業の道も敷居は低くなってきたので、会社員をしながら副業を始めたりスキルを磨いて独立に備えることもできますね。

仕事の悩みの8割方は上司や同僚との職場での人間関係と言われますが、自分の成長や、やる気を削いでしまう人間関係は本当に必要ないと感じます。自分で覚悟さえすれば、そんな人間関係を断ち切れることを知った上で仕事をするとだいぶ楽になるのではないでしょうか。

(English)

This year marks exactly 30 years since I started working.

I joined the Japanese branch of a U.S. foreign-affiliated company as a new graduate in 1991.

For 11 years from 1996 to 2007, I also worked overseas.

In 2012, I quit the company I had worked for for 21 years and changed my job to the company I work for now.

For the past 30 years, I have been blessed with people who have allowed me to take on new challenges and promoted me, for which I can only express my gratitude.

On the other hand, there were times when I had to work with bosses I didn’t respect or didn’t like.

Of course, you can’t work with a boss you don’t like, and you can’t always choose your boss, but there are times when you work for a boss you just can’t respect.

In my case, I was able to further develop myself by working for that boss, and after I left him, I made a big leap forward in my career, so now I can look back and think that my success came about because I had to endure that time. However, since this is just a theory of results, I understand that people who have a bad or painful relationship with their bosses may not have that kind of presence of mind.

You can’t always decide what kind of boss you will work for, so you have to leave a lot to luck. You only have one precious life, and it would be a shame to let someone else run it for you. I can’t help but think that patience is a virtue and I can’t go along with the guts theory. I think it’s fine if that’s what the person wants, but I don’t see the point in working for an absurd and irrational boss.

Nowadays, life-long employment has collapsed, and it is becoming rarer to work for one company until retirement, so it is easier to change jobs.

Also, if you don’t like working for someone else, freelancing or starting your own business is becoming less of a hurdle, so you can start a side business or polish your skills while working at a company to prepare for independence.

It is said that 80% of work-related problems are caused by human relationships at work with bosses and coworkers, but I feel that there is really no need for human relationships that diminish your growth and motivation. I think it would be much easier to work knowing that you can cut off such relationships if you are prepared to do so.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.