高校生を私人逮捕した中学副校長を自分は批判できるのか

SNSでも話題になっていますが、都立の高校生が、自分の通っている高校の水泳授業の在り方を問うビラ配りを公道でしていたところ、その近くの中学校の副校長から私人逮捕されたという記事が目に止まりました。


この高校生、副校長とその中学の職員とのやりとりを携帯電話で撮影していて、インタースクールジャーナルという名のサイトでその動画が見ることができます。


その映像を見る限りは、高校生が、「ソーシャルディスタンスを保ってください」と言いながら後退りする場面で、副校長と複数の職員が高校生を取り囲みながら詰め寄る光景、そして、強い口調で恫喝と取られてもしょうがない言葉を投げかける様が記録されています。


その後、副校長自らが警察に通報して、この高校生は結果的に20日間も勾留されたそうです。


この動画だけを切り取って見ると、この都立中学の副校長と周りの職員の方は、どう見ても教育者というよりは、弱い立場の未成年の高校生にイチャモンをつけている輩のように見えます。


この動画を見た時、最初に込み上げてきたのは、怒りでしたが、時間が立つと共に、私自身、この副校長のことを批判できるだろうかという感情が湧き上がってきました。


自分も過去に、所謂カスタマーサービスの部署の担当者や、サービスカウンターの窓口で声を荒げたり、その人見下すような暴言を吐いたことがあるではないか。


もっというと、父親だからという理由で、娘に理不尽に怒ったり、愛犬のチャーリーが反抗的な態度を取った時に、威厳を見せるために必要以上に叱ったりするではないかと、何か自分の至らない点が無限ループのように出てくるのでした。


ということで、今日の学びは、お客だから、年上だから、飼い主だからといったレッテルやバイアスを持たずに万物に敬意を持って接することが自分自身と周りの幸せにつながることを再認識させてくれたことです。

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サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.