伝えていくことの大切さ

私は、父方の祖父の記憶がありません。自分が1歳の誕生日を迎える前に亡くなっているからです。


それでも、祖父が生前どのような人生を送り、どんな人だったかを良く知っています。


何故なら、私が子供の頃、父から何度も何度も繰り返し、祖父の話を聞いていたからです。


私の父親はそういう人でした。自分が初めて稼いだ給料で両親にプレゼントした話や、父が40歳の時に祖父に平手打ちされた話、祖父が甘酒一杯でベロベロに酔っ払う話、その他数々の武勇伝、何度も何度も同じ話を聞いてその時は、またかと思っていました。


それから数十年が過ぎましたが、今思うことは、祖父の思い出をくれて有り難うと父に言いたいです。


その父も昨年暮れに亡くなり、祖父の話をすることも、父と話すこともできなくなりました。それでも、父と祖父は自分の思い出の中で生き続けています。


今一番思うことは、自分ももっともっと妻や娘に話を伝えていきたいということです。

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.