SNSで、猪狩ともかさんという、仮面女子というアイドルグループの一員の方のお名前を知りました。
”アイドルになりたい”と彼女が決意したのが21歳のとき、アイドルを目指すにはかなり遅い年齢だそうです。
まず最初に年齢の壁に当たります。ほとんどのオーディションには、18歳まで、20歳までといった年齢制限があるそうです。
それでも、何とか26歳までOKというオーディションを見つけ応募されます。それが現在いる仮面女子を擁するアリスプロジェクトという事務所のオーディションでした。
そこれから、彼女の格闘が始まります。事務所には入れたものの、そこから仮面女子のメンバーになるためには、自分でファンを獲得して、昇格していかなければならないのです。イメージではマイナー契約で初めて、それから実力を発揮できれば、三軍から、二軍、一軍と上がっていくプロスポーツのようなピラミッド組織になっています。
彼女は、それでも頑張って4回目のチャレンジで、遂に仮面女子に昇格します。アイドルを目指してから3年が経過して24歳になっていたそうです。
ここで話が終わりであれば、単なるシンデレラストーリーですが、その2年後の26歳の時に、ライブ会場に向かう途中に、強風で倒れてきた看板の下敷きになり、脊髄損傷を負って、以後、下半身不随になってしまったのです。
それでも彼女はアイドルの夢を諦めませんでした。事故から4ヶ月後には、車椅子でライブのフィナーレに登場、また最近では東京五輪・パラインピックのサポーターを務めることが決まったそうです。
もしも私自身が彼女と同じ体験をしたら、果たして、その試練を乗り越えらるか自信がありません。
彼女は、アイドルを目指す前から一本の真っ直ぐな芯のような強さがあったのかもしれません。もしくは、自分の夢を諦めずに、遂には夢を叶えたことが彼女をさらに強くして、また、ファンのサポートも彼女を後押ししたのかもれません。
いづれにしても、彼女の生き方というよりも、生き様は、多くの人に勇気を与えてくれるのではないでしょうか。
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