ユニークを極める

私たちは、皆それぞれがユニークな存在として生まれてきますが、同じような環境や、画一的な教育、刷り込みなどにより、皆と同じであることが良しとされる社会になっている側面があると思います。


特に、日本という国の成り立ちから、集団主義が尊重されてきた背景も強く影響しています。


一方で、バブル期の頃によく耳にした、日本護送船団方式(船団の中で最も速度の遅い船に速度を合わせ、みんな一緒に進んでいくこと)なるフレーズはいつの間にか消えて、最近は、同調社会や同調圧力に反対する個人の声をよくSNSなどで目にすることが多くなりました。


私自身、このことを考えてみると、SNSの台頭により、個人の発信力が増して、個人が活躍しやすくなってきたことは大変好ましい現象だと思うと共に、個人が、企業と共存して生き残るための戦略としては、個人のユニークさを際立たせることではないかと考えています。


というのも、集団組織である企業は、どうしても、経営判断や戦略、商品、サービス開発などが最大公約数的なものに帰結しやすいのに対して(カリスマ経営者のいるベンチャー企業などは違うかもしれませんが)、個人であれば、自分のスキルを掛け合わせて、自分のユニークを価値として提供できるフィールドがあると思うのです。


そして、企業よりも個人は、圧倒的な機動力があることと、何よりも自分の好きなことや、やりたいことに100%集中して自分のユニークを追求することは持続性という意味でも理にかなった選択だと思っています。

私自身も、来週から年末年始のお休みに入るので、来年の自分のプランを立ててみたいと思います。

(English)
We are all born as unique individuals, but due to the same environment, uniformed education, and indoctrination, we have become a society where it is considered good to be the same as everyone else.


In particular, the background of Japanese history, where collectivism has been respected since the country’s inception, has had a strong influence.


On the other hand, the phrase “Japan’s convoy system” (matching the speed of the slowest ship in the convoy and moving forward together), which we often heard during the bubble period, has somehow disappeared.


When I think about this, I think it is a very positive phenomenon that the rise of social networking sites has increased the power of individuals to communicate and has made it easier for individuals to be active.


This is because companies, as a collective organization, tend to make management decisions, strategies, and product and service development that are based on the greatest common denominator (although this may be different for venture companies with charismatic managers). I think there are fields where individuals can combine their skills and offer their uniqueness as value.


Individuals have more mobility than corporations, and I believe that focusing 100% on what you like and what you want to do and pursuing your uniqueness is a logical choice in terms of sustainability.


I’m going to start my year end/new year vacations next week, so I’d like to make some plans for myself for next year.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.