運転免許を返納した日

今日は、何故か、父が生前に車で事故を起こし、それがきっかけで免許証を返納した時のことを思い出していました。


家族から反対されながらも、80歳を過ぎても父は自分で運転することをやめませんでした。


ところが、ある日、止めていた車を動かそうとした時に、他所様の家の壁に車を突っ込んでしまい車のボンネットの部分を大破させてしまいます。幸いにも、人身事故ではなかったことと、父自身は擦り傷ですんだのですが、最初に母から電話を受けた時は私自身も気が動転してしまいました。


それ以来、父や車の運転を諦め免許書を返納することとなりました。


それまで出来ていた事が、出来なくなくなる。それが老化であることは頭では理解していますが、なかなかそれを受け入れることは難しいのだと思います。


因みに遊園地にある、所謂絶叫マシーンには年齢の上限制限があり、多くの遊園地が59歳までと設定しているようです。


この先歳を取っていくことが何か悲しく感じてしまいそうですが、例え出来なくなることが増えても、何か一つでも昨日出来なかったことが出来るようになれば、それはとても幸せなことだと思いました。


父は、車を運転していた時は、孫の保育園の送り迎えを車でしていましたが、運転を止めた後は、頑張って歩いて送り迎えをしていました。

お陰で、孫ともっとお話が出来たり、帰りに公園によって遊ぶことも出来るようになったので良かったと言っていました。


孫からは、”じじ、もっと早く歩かないと遅れちゃうよ”と言われていたようですが、何処にでも車を使い、殆ど歩かなかった父があそこまで歩くようになったとは私の中では驚きでした。


(English)

Today, for some reason, I was reminded of the time when my father had an accident with his car before he died, which led him to surrender his driver’s license.

Despite the opposition from his family, he never stopped driving by himself even though he was over 80 years old.

One day, however, when he was trying to move his parked car, he rammed the car into the wall of someone else’s house and wrecked the hood of the car.

Fortunately, it was not an accident involving bodily injury, and my father only sustained a few scratches, but when I first received the phone call from my mother, I was very upset.

Since then, my father gave up driving and driver’s license.

What I used to be able to do, I can no longer do. In my head, I understand that this is aging, but I think it is difficult to accept it.

In case you are wondering, there is an upper age limit for the so-called screaming machines in amusement parks, and most of them have a limit of 59 years old.

I feel sad about getting older, but even if I can’t do more things, if I can do even one thing that I couldn’t do yesterday, I will be very happy.

My father used to drive his grandchildren to and from preschool when he was driving, but after he stopped driving, he tried his best to walk them to and from preschool.

After I stopped driving, I tried my best to walk my grandchild to and from the day-care center. She said it was a good thing because I could talk to her more and play with her at the park on the way home.

My grandchildren told me, “Uncle, if you don’t walk faster, you will be late.” It was a surprise to me that my father, who used to drive everywhere and hardly walked, had come to walk so much.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.