気候変動から気候危機へ

後何年生きられるかどうか分かりませんが、地球に優しい生き方を考えて自分にできることを実行していきたいです。

タイトル画像にも使った図は、世界経済フォーラムで発表された、過去10年の世界のリスク上位5位の推移を表したものです。

2010年は五つあるリスク要因のうち三つが経済リスクに関連するものでしたが、2020年は五つのリスク全てが環境リスクによるものとなっています。

このリスク評価では、経済、環境、地政学、社会、テクノロジーの五つのリスクに分野に大別されています。

もちろん世界中のどこに住んでいるかでリスクの高低は変わってきますが、私たちが住んでいる地球を、私たちの子孫も住んでいけるようにするためには、経済活動よりも、地球保全の活動を優先しなくてはならない時期にきているということだと思います。

少し身近な話をさせていただくと、私が生まれ育ち、今も住んでいる地域は、海も川も山も近くにあり、気軽に自然を感じることができる環境にあります。一方で、海に行っても、山に行っても、ゴミが散乱している光景を目にすることがあります。最近も、釣り糸がぐるぐる巻になって絡まっている海亀の死骸が波打ち際にあがっているのを見て心が痛むことがありました。

環境破壊や、汚染による生物多様性の喪失だけに止まらず、地球温暖化による、異常気象や気候変動までもが私たちが人為的に作ったものだとすると、この負の遺産を、未来の世代に残してはいけないと思います。

先日も紹介させていただいた、SDGs (Sustanable Development Goals – 持続可能な開発目標)の17目標のうち、目標13から15は環境に関する目標となっています。

  1. 13. 気候変動に具体的な対策を
  2. 14. 海の豊さを守ろう
  3. 15. 陸の豊さを守ろう

日本という国は、周り四方を海に囲まれ、国土の70%を森林が占めているため自然災害が起こりやすい環境になっています。そのためこれまでも数々の自然災害を経験して、耐えて、困難を乗り切ってきた歴史があるわけです。こうした経験を生かし、環境問題の改善に貢献できるのは日本人だからこそできるのではないでしょうか。

私自身も、数年先に慶應大学湘南藤沢キャンパスで環境イノベーターコースを取ることを目標においていますが、今のうちから少しずつでも勉強をしていきたいと思っています。

(English)

The figure used in the title image shows the top five risks in the world over the past 10 years, as published by the World Economic Forum.

In 2010, three of the five risk factors were related to economic risks, but in 2020, all five risks are due to environmental risks.

The risk assessment is divided into five major risk areas: economic, environmental, geopolitical, social, and technological. Of course, the level of risk varies depending on where you live in the world, but I think it is time to prioritize global conservation activities over economic activities in order to ensure that our descendants will be able to live on the earth we live on.

If I may talk about something closer to home, the area where I was born and raised, and where I still live today, is close to the ocean, rivers, and mountains, and is an environment where you can easily experience nature. On the other hand, there are times when I see garbage scattered all over the place, whether I go to the beach or the mountains. Recently, I was heartbroken to see the carcass of a dead sea turtle on the beach, its fishing line wrapped around and entangled in the waves.

If we believe that not only the loss of biodiversity due to environmental destruction and pollution, but also abnormal weather and climate change due to global warming are man-made, then we must not leave this negative legacy to future generations.

Of the 17 goals of the SDGs (Sustainable Development Goals), which I introduced the other day, goals 13 to 15 are related to the environment.

13. take concrete measures against climate change
14. protect the abundance of the oceans
15. protect the abundance of land

Japan is surrounded by oceans on all sides and 70% of its land area is covered by forests, making it an environment prone to natural disasters. As a result, the country has a history of experiencing, enduring, and overcoming many natural disasters. I believe that it is only the Japanese people who can make use of these experiences and contribute to the improvement of environmental problems.

My own goal is to take the Environmental Innovator Course at Keio University’s Shonan Fujisawa Campus in the next few years, but I would like to start studying little by little now.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.