否定、抵抗のステージで終わるのは勿体ない

人生、否定や抵抗で終わらないで、探求と献身で満ち溢れた人生にしたいですね。

かなり前に、チェンジ・マネージメントの研修に参加した時に聞いた、『変化に対する心理・行動の移り変わり』の話を思い出したのでちょっと図解にまとめてみました。

私たち人間は、寒いところに行って体温が下がったり、運動をして体温が上がった時に、体温を元に戻そうとする機能が身体の中に備わっています。ホメオスタシス(恒常性ホルモン)の動きによるものだそうです。 

心理学を勉強したことのある人であれば、ご存知の方も多いと思いますが、このホメオスタシスと同様に、私たちは何か変化がやったきた時に、現状を維持しようとする力が自然と働くのではないかとういう考えがあります。

この考え方に立つと、変化に対する私たちの最初の反応は、否定から入ります。そして、時間の経過とともに抵抗のステージに移り、この変化は抗っても無駄だと悟ると、ようやく変化を受け入れ始め、最後には積極的に順応しようというステージに移ります。

何故この話を思い出したかと言うと、SNSで、余命宣告を受けた方の人生最後の過ごし方の記事を読んでいて、もし自分が余命宣告を受けたら、”この変化を受け入れるまでの移り変わり”と同じようなステージを進んでいくだろうと考えたからです。

望まない変化にしても、余命宣告にしても、それが抗えないことだと悟るまでには、時間と心の葛藤が必要だということになる訳ですが、もっと些細なことで、この変化のステージが否定や抵抗で終わってしまい、自分の成長や幸せの機会を逸していることが多くあるのではないかと考えました。

例えば、妻から自分の悪い癖や思考、習慣を注意されたり、批判されたりするとします。

先ず最初に反応するのは、怒りです。何でそんなことを言われなくてはいけないのか?

次には、否定がくるでしょう。そんなつもりじゃなかった。誤解だ。

そして、抵抗です。そっちだって同じようなことをしているじゃないか。

さらに怖いのが、無関心です。何を言っても分かってくれないから金輪際無視しよう。

これでは、残念ながら献身のステージまで行かないですね。

でも、もしも私たちが、自分にとって耳の痛い話や、自分の居心地の悪い話をされた時に、『否定』と『抵抗』のステージで終わらないで、「探求』、『献身』のステージに勇気を持って進むことができたなら、きっと私たちは、もっと成長でき、もっと幸せになるれるのではないでしょうか

(English)

When I attended a change management training course a long time ago, I was reminded of a story I heard about the psychological and behavioral shifts in response to change, so I put it together in a diagram.

When we go to a cold place and our body temperature drops, or when we exercise and our body temperature rises, our body has the ability to try to return to normal. This is due to the movement of homeostasis (homeostatic hormones).

If you have studied psychology, you may know that, similar to homeostasis, we have a natural tendency to try to maintain the status quo when something changes.

From this perspective, our first reaction to change is denial. Then, as time goes by, we move to the resistance stage, and when we realize that it is futile to resist this change, we finally begin to accept it, and finally we move to the stage of actively adapting.

The reason why I remembered this story is because I was reading an article on social media about how people who have been given a death sentence spend the last days of their lives, and I thought that if I were given a death sentence, I would go through the same stage as “the transition to accepting this change.

Whether it is an unwanted change or a life sentence, it takes time and mental struggle to realize that it is irresistible, but I thought that there are many times when this stage of change ends in denial or resistance, and we miss the opportunity for personal growth and happiness.

For example, when my wife warned me about my bad habits, thoughts, and practices, or criticized me.

My first reaction is anger. Why does she have to say such things to me?

The next reaction would be denial. I didn’t mean it. It was a misunderstanding.

Then comes resistance. You’re doing the same thing.

Even scarier is indifference. No matter what I say, they won’t understand, so I’ll just ignore them.

Unfortunately, this doesn’t get us to the stage of devotion.

However, if we could not stop at the stage of “denial” and “resistance” when someone tells us something painful or uncomfortable, but rather move on to the stage of “exploration” and “dedication” with courage, we would be able to grow and become happier.

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サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.