年齢を重ねるとともに体力は落ちていきますが、知能に関してはまだまだ発展の余地があることは、以前にもこのブログで書かせていただきました。(https://masterofhappiness.com/あなたの能力のピークはこれからくる/)
その中でも集中力のピークは43歳前後に来るということが分かっていますので、私のように50歳を超えていても集中力を鍛えることはできると信じています。
そんな中、ハンマー投げで、オリンピックでメダルを取っている室伏広治さんの ”ゾーンの入り方” という本の中で集中力について書かれている内容が興味深かったので少し紹介させていただきます。
集中力とは、単に一つのことを長時間にわたって続けることというだけではありません。例えば、私は二十代のころ、ハンマーを投げるだけの練習を毎日6時間程かけて、100本以上も投げることがありました。その他にもハンマーを使わないトレーニングをするのですから、一日のトレーニングには、かなりの時間とエネルギーを費やします。しかし、三十代の後半になると、一日に100本も投げたら、間違いなく怪我をしてしまいます。そこで、必要最低限の本数を投げて、しかも体への負担を最小限にする方法を考えることにしました。午前中に16本、午後に16本、合計32本でおしまいです。この32本だけの練習で、100本以上投げていた時と同等以上の成果を上げるためには、集中力で練習量をカバーするしかありません。一本たりとも無駄にしないという集中力が必要なのです。そのために、午前中に投げた映像を昼休みに見て、フォームを念入りにチェックしました。それとともに「午後は何を課題にして、どういうふうに16本を投げるか」を綿密に決めていました。
昨日できなかったことが今日できるようになる
成長は、幸せに取ってとても大切な要素となりますが、子供の時とは違い大人になると毎日成長を感じるというようなことはそうそうはないと思います。
だからこそ、仕事や趣味、ましてや家事でさえどうやったらもっと上手くできるかを考えながらやることで集中力が高まり、成長を感じやすくなると思います。
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