知行合一(ちぎょうごういつ)

陽明学の教えの一つである、「知行合一」を紹介してみたいと思います。


「知」は知ること、「行」は実践することで、これらは同じ「良知」から発されるもので分離することはできないとする考えです。


陽明学では、「心即理」の考え方にあるように「心」の外に「理」を求めないため、たとえ書物で学んでも「理」を得ることはできません。王陽明は知ることと実践することを不可分のものとし、「知は行の始めにして、行は知の成なり」と述べ、「知行合一」を唱えました。


つまり、”思考と行動が違うと、言行不一致となり信用を失う。心で思ったことと頭で考えたことが違うと、心と頭が解離した状態となり、心にストレスが生じる。拠って、心・思考・行動の一致が最も重要となるという考え方ですね。


然し乍ら、社会や会社で生きている私たちは、自分の頭で考えたり、思ったことをそのままアウトプットすることは現実的でありませんし、もし思ったことをそのまま相手に伝えたら良好な人間関係を築くのは難しいかもしれません。但し、「心のあり方」を常に整えることに集中して、相手や世の中を常にポジティブに見れるように心がけ、考えてもしょうがないことや、ネガティブなことを考えないようにすることはかなりの程度でできると思えるのです。

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サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.