苦しみから自由になる

私たちは、何事にも理由を探したり、他人を判断することで自分を正当化しようとしますが、その習性が私たちを苦しめたり、人生を必要以上に複雑にしてしまいがちですね。つまり人生を楽にするためには、判断をしないということになりますね。

英書マラソン16冊目に、ニール・ドナルド・ウォルシュのベストセラー本である、”神との対話 1部” を選びました。

日本語訳を20代の頃に読んだことがあり、スピリチュアル系の本として当時自分の生き方にも影響を受けた思い出の本です。

その本の中から共感した一文を紹介してみます。

Pain results from a judgement you have made about a thing. Remove the judgement and the pain disappears. あなたが抱えている痛みは全てあなたが物事を判断することから始まります。

つまり、判断しなければ痛みは消えるということです。

これって本当に真実だなって思います。

仏教では人の苦の原因は自らの煩悩と考えて、その煩悩を取り除いて解脱、涅槃を目指すのが僧侶の努めであり、煩悩を取り除くためには、物事や人を判断しないことから始めると言います。

瞑想などは、まさに自分の頭の中に浮かんでくる想念に悪いだとか良いだとかの判断をしないでそのまま受け止めることが目的の一つになっていますよね。

作者のニール・ドナルド・ウォルシュは本の中でバイブルを多く引用していますが、それが仏教であろうが、国が変わろうが普遍的な法則として、人間の苦悩は、物事に執着したり、判断することから起因するということが挙げられると思いました。

少しでも気を許すと、どうしても理由づけをしたくなるのが人間の性ですが、私自身、真の自由人になるためにも、人や物事を判断する執着を捨てる努力を続けていきたいと思います。

(English)

For my 16th English book marathon, I chose Neale Donald Walsh’s best-selling book, “Conversations with God, Part 1.

I read the Japanese translation of this book when I was in my 20s, and I have fond memories of it as a spiritual book that influenced my way of life at the time.

Here is a sentence from the book that resonated with me.

Pain results from a judgment you have made about a thing. remove the judgment and the pain disappears.

Pain results from a judgment you have made about a thing. In other words, if you don’t judge, the pain disappears.

I think this is really true.

In Buddhism, the cause of suffering is considered to be one’s own vexations, and it is the monk’s duty to remove these vexations in order to attain liberation and nirvana.
One of the goals of meditation, for example, is to accept the thoughts that come into one’s mind without judging whether they are bad or good.

The author, Neale Donald Walsh, quotes many bibles in his book, and I thought that whether it is Buddhism or a different country, the universal law is that human suffering comes from being attached to things and judging.

It is human nature to be tempted to reason with people if we allow ourselves to be even a little bit distracted, but I myself would like to continue my efforts to abandon my attachment to judging people and things in order to become a truly free person.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.