ストレスとは、自分に求められた要求に対処するだけの⼒がないと感じる時に起こる感覚だそうです。自分の能⼒を超える要求を受けたと体が感じるとすぐに体の中でいろいろなことが起こり、アドレナリンとコルチゾールが分泌されてストレスを感じます。
このストレスを上手く対処するために必要な能力としてレジリエンスが挙げられます。レジリエンスは直訳すると、回復力だとか、弾力、跳ね返りという意味になりますが、アメリカなどの会社では従業員に求めるコンピタンシーとしてレジリエンスを挙げている企業が多くあると聞いています。
個々人のレジリエンスに関しては、その40%は生まれた時に決まっている能力、つまり遺伝子から受け継ぐものという調査結果もあるようですが、残りの60%は後発的に鍛えることができる余地があるということになりますね。
ということで、レジリエンスを鍛えるための5つのヒントを紹介してみたいと思います。
1.つながり。健全な社会的つながりを維持することは、挫折から立ち直り、困難を乗り越えていくために重要なことです。研究によると、他の人とつながることでストレスの影響を緩和することができます。最も大切な人々のために時間を作る必要があります。できる限り直接会うことが好ましいです。
2.エネルギー。私たちの体と心に燃料を供給することは、多くを求められているときに、動き続けるために必要なエネルギーを維持することを可能にしてくれます。そのためには、健康的な食事、定期的な運動、睡眠、休憩が必要です。
3.成長思考。逆境に直面した時に、そこから学びる機会や何か肯定的なものを見ることは大切です。成長の考え方は、何かに対して奮闘することとと絶え間ない努力は私たちの日常において必要なことであり、私たちが成長し、創造性を保つ方法の一部であることを理解するのに役立ちます。それはまた、私たちが持っているものへの感謝に向けて私たちを導くのに役立ち、私たちが持っていないものを欲することによって引き起こされる苦しみを和らげます。
4.意義と目的。私たちの人生に目的があることは、私たちを元気づけ、困難に直面しても私たちを動かし続けます。私たちの生活に意味をもたらすもの(社会的、精神的、肉体的)の時間を優先することは、私たちがエネルギーや気分が不足しているときに特に影響を与えます。
5.マインドフルネス。今に生きること、集中する能力(私たちの心と身体と今を調和する)は、物事をより明確に見るのに役立ち、課題が発生したときに前向きに対応することに役立ちます。また、柔軟性と創造性を維持し、変化への適応力を高めることができます。
コメントを残す