ポテサラおじさん

先月、SNSで ”ポテサラ” という単語が一躍トレンドワードになっていたのを不思議に思っていましたが、下記のコメントを見て納得しました。


先月8日、惣菜コーナーで高齢の男性が子連れ女性に対して「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と言い放ち、そのまま立ち去った様子について書いたツイッターが10万リツイートを超え、その後、テレビなどでも取り上げられるなど大きな注目を集めました。

世界経済フォーラム(WEF)が昨年公表した「ジェンダー・ギャップ(男女格差)リポート」によれば、日本は153カ国中121位。一昨年は110位で順位を11位も落としたことから、女性たちを低く見る状況は明らかです。前述の「ポテサラおじさん」のように、自分の期待通りの行いをしない母親を見かけたら、それを批難する男性が出てくるのも日本では自然なことなのかもしれません。

悲しいかな、これが日本の現状かなと思いました。


最近よく、キレル高齢者が増えているという記事を目にしますが、特に男性は会社という一つの村的な世界で何十年も過ごしてきた結果、会社では通用したルールが、会社の外では通用しないことや、極端に狭くなった視野を急には広げることができず戸惑っている方が多くなっているのではないかと思いました。


それでは、このポテサラおじさんのようにならないために、私たちは何を気をつければいいのでしょうか。ちょうど、私の勤めている会社のタウンホールミーティングで、差別を無くすために私たちにできることについて3つのキーワードが紹介されていたので共有します。


Awareness … 無意識に言った言葉があなたを差別の加害者にしているかもしれません。まずは自分自身の言葉や感情を認識しましょう
Inclusion … 私たちは、性別や人種、学歴などにより差別されるべき存在ではなく、お互いを尊重して、足りない部分を補うためにこの世に存在しています
Accountability … 私たち一人一人が、この問題に対して、他人事だと考えるのではなく、責任を果たしていく行動を取れば世界はもっともっと住みやすい場所になります

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サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.