The Economist誌 – America’s Stockmarket just had its best quarter in 20 years

アメリカの株式が好調です。
タイトルに挿入したグラフの通り、S&P500株価指数が四半期ベースで1998年以来の大幅上昇となりました。
第1四半期は、2008年のリーマンクライシスとほぼ同じくらいの落ち込みだっただけに、コロナの終息もまだ見えない中、まさか第2四半期で、過去20年間で最も高値を記録したのは驚きです。
私自身も、この10年はアメリカの株価上昇の恩恵を受けている一人ですし、日本株に投資している人も、ここ10年は多くの人が恩恵を受けています。
然し、株価も永続的に上昇することは有り得ない訳ですし、アメリカは20%近くまで失業率が上がると予想されていて実体経済成長が伴わない株価上昇は何とも気持ち悪いですね。株式投資をしている方は一旦キャッシュ化して様子を見るなど大切な資産を守るための方策なども必要かもしれません。
英文
Of all the outcomes that might accompany a global pandemic, a historic stockmarket boom seems among the least likely. And yet on June 30th the S&P 500, America’s main index, ended the second quarter up by 20% on its March 31st close, its strongest quarterly performance in more than two decades. The rally has puzzled investors. Since March 23rd, the market has soared by 39%, even as the country’s official covid-19 death toll has climbed to more than 127,000. It is now just 8% below its historic peak. Why?
These gains can be attributed in large part to unprecedented government action. A $2trn emergency spending package, passed by Congress in March, sent $1,200-worth of stimulus cheques to most Americans, lent hundreds of billions to ailing firms and increased unemployment benefits for laid-off workers. The Federal Reserve, meanwhile, has expanded its balance-sheet by more than $2.8trn, much of which has been used to buy Treasuries and mortgage-backed securities. Trillions more in emergency business loans are on their way. The flood of money has pushed down interest rates, prompting investors to seek better returns in the stockmarket. Even those sceptical of the rally are joining in, if only to avoid missing out, a phenomenon dubbed the “FOMO trade”.
日本語訳参考例
世界的なパンデミックに伴うかもしれないすべての結果の中で、歴史的な株式市場のブームは最も可能性が低いシナリオのように思われます。それでも6月30日、アメリカの主要株式指標であるS&P 500は、3月31日に第2四半期を20%上げ、過去20年間で最強の四半期業績を記録しました。その上昇は投資家を困惑させました。 3月23日以降、国の公式のcovid-19死者数が127,000人を超えたにもかかわらず、市場は39%急上昇しました。現在では、その歴史的なピークをわずか8%下回っています。何故でしょう?
これらの利益の大部分は、政府の前例のない行動によるものです。 3月に議会で可決された2兆ドルの緊急支出パッケージは、ほとんどのアメリカ人に1,200ドル相当の景気刺激策を送り、不振に陥っている企業に数千億ドルを貸し出し、解雇された労働者の失業給付を増やしました。その間、連邦準備制度はバランスシートを2.8兆ドル以上拡大し、その多くは国債や住宅ローン担保証券の購入に使用されてきました。緊急時のビジネスローンでさらに数兆ドルが投入されます。お金の洪水は金利を押し下げ、投資家は株式市場でより良いリターンを求めるように促しました。そのため上昇に懐疑的な人々も参加しています。見逃すことを避けるためにさえ、「FOMO貿易」と呼ばれる現象が起こっています。

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サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.