予定不調和を楽しむ

社会人になってからの30年を振り返ってみると、仕事でも、プライベートにおいても、常に何かの目標を持ち、また、目標に追われる毎日だったような気がします。

仕事のキャリア形成において、”キャリア・アンカー理論”というものがありますが、まさに自分の場合は、これらの属性を日々向上していくために努力してきたといってもいいかもしれません。

  1. 経営管理コンピタンス:経営にコミットし、責任ある立場になりたい
  2. 専門コンピタンス:自分の専門分野を極めたい
  3. 自律:安定した環境で落ち着いてじっくり取り組みたい
  4. 創造性:新しいものを産み出したい、創造性を発揮したい
  5. 安定:マイペースでいたい、自分のペースを乱されたくない
  6. 社会への貢献:自分の仕事を通して社会に貢献したい
  7. チャレンジ:自分の限界を超えたい、新しいことをどんどん試したい
  8. 全体性と調和:ワークライフバランス、取れた状態にしたい

一方で、最近脚光を浴びているキャリア形成理論に、”プランドハップンスタンス(Planned Happenstance)という理論があります。

この理論は、キャリア形成にあたっては”chance”(予期せぬ出来事)が重要な役割を演じるという理論になります。

私自身、これまでは、目標を達成するためには、とにかく綿密で明確な計画を立てて進めていくことが重要だと考えて、偶然の出来事はできるだけ排除してきました。

然しながら、自分が大きく成長したり、ターニングポイントとなった出来事を振り返ってみると、それは、自分が選んだことではなく、予期しなかった出来事や出会いなどによってもたらされていることが多いことに気がつきました。

今までの自分の努力を否定する訳ではないのですが、これからは、寄り道したり、予定不調和なことも楽しめるようにしたいと思います。

(English)

Looking back over the past 30 years since I entered the workforce, I feel that I have always had a goal in mind, both in my professional and personal life, and that I have always been driven by my goals.


There is a theory called “career anchor theory” that describes the development of one’s career, and in my case, I can say that I have been making efforts to improve these attributes on a daily basis.


Business management competence: I want to commit to management and be in a position of responsibility.

Professional competence: I want to master my field of expertise

Autonomy: I want to work calmly and carefully in a stable environment.

Creativity: I want to create new things and exercise my creativity.Stability: I want to work at my own pace and not have my pace disturbed.

Contribution to society: I want to contribute to society through my work.

Challenge: I want to push my limits and try new things.8. wholeness and harmony: I want to have a good work-life balance.


On the other hand, there is a theory of career development that has recently come into the spotlight called “Planned Happenstance. In this theory, “chance” (unexpected events) plays an important role in career development.


In the past, I have always believed that in order to achieve my goals, it is important to have a detailed and clear plan, and I have tried to eliminate coincidences as much as possible.


However, when I look back on the events that brought me great growth or were turning points, I realized that they were often brought about not by my own choice, but by unexpected events or encounters.


I don’t mean to deny my past efforts, but from now on, I would like to be able to take detours and enjoy things that are not in harmony with my schedule.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.