父の好きだったもの

私の父は、日本史が好きで、家中に歴史に関する本が置いてありました。

私が小学生の頃に、15巻くらいはある立派な黒表紙の歴史全集を買い、これで日本の歴史を古代史から近代史まで勉強し直すことができるととても喜んでいたのを今でも鮮明に覚えています。

では、なぜ父は歴史に興味を持ったのでしょう。

一年半前に亡くなってしまったので、父に直接尋ねることはできなくなりましたが、父が私によく話していたことに、父の父方の家系は、鹿児島の大口市という場所で武家として栄え、父は、たけし(武士)という自分の名前にとても誇りを持っていました。

父は自分の父から家系図を譲り受けていて、自分のルーツを調べるために歴史を勉強していた記憶があります。

私自身は、父ほど、歴史に情熱を傾けることはありませんでしたが、それでも学生の時、歴史は得意科目だったのは父のお陰だったと思っています。

もう一つ、父が楽しみにしていたことに、西部劇とギャング映画の観賞があります。

私が物心ついた頃には、TVで西部劇とギャング映画をやっていると必ず見ていました。

私が大学生の時はレンタルビデオ屋さんでバイトしていたので、バイトの帰りに、ギャング映画を一本父に持って帰るのが日課となっていました。

私が実家を出た後は、ケーブルTVを契約したので、仕事をリタイヤした後はギャングものの映画やドラマを毎日見ていたようです。

私自身は、小学生低学年の時から、父と一緒にTVで洋画を見ることになり、アメリカや英語にも憧れを持つようになりました。

父とは反目した時期もありましたが、結局は一番影響を受けた人であることは間違いありません。

(English)

My father was very fond of Japanese history and had books on it all over the house.

When I was in elementary school, he bought a magnificent black-covered history book with about 15 volumes, and I vividly remember how happy he was that he could now relearn Japanese history from ancient to modern times.

So, why was my father interested in history?My father passed away a year and a half ago, so I can no longer ask him directly, but one thing he used to tell me was that his father’s side of the family prospered as a samurai family in a place called Oguchi, Kagoshima, and he was very proud of his name, Takeshi (Samurai). My father was very proud of his name, Takeshi (Samurai).

He inherited the family tree from his father, and I remember that he studied history to find out his roots.

I myself was never as passionate about history as my father, but I still think it was thanks to him that history was one of my favorite subjects when I was a student.

Another thing that my father enjoyed was watching westerns and gangster movies.

As long as I can remember, whenever there was a western or gangster movie on TV, he would watch it.

When I was a uni student, I worked part-time at a video rental store, so I would bring home a gangster movie to my father on my way home from work.

After I moved out of my parents’ house, he signed up for cable TV, so after he retired from work, he would watch gangster movies and dramas every day.

As for myself, I started watching foreign films on TV with my father when I was in the early grades of elementary school, and I also developed a fascination with America and English.

There were times when my father and I were at odds with each other, but in the end, he was definitely the person who influenced me the most.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.