うさぎとかめ

私をノロマな亀と呼ばないでください。何かのドラマで聞いたようなセリフです。

私はそもそも行動力がある方ではありません。

行動する前に、あれこれと考えてしまうのです。

一方で、一旦決めたことはずっと続ける傾向があります。

あの時、もっと早く行動しておけば良かったと後悔することもありますし、一つのことをコツコツと続けてきて良かったと思うこともあります。

うさぎとかめ、アリとキリギリスの寓話では、かめとアリは努力者、うさぎとキリギリスは怠け者として語られ、最後は努力者が報われるというストーリーになっています。

実際の人生においてはどうでしょうか。

小さい時から何者になるということが明確に決まっていたり、才能が開花してその道をずっと歩んでいくケースは非常にレアで、多くの人は、自分は何者になりたいのか、何に才能があるのかも分からず人生を歩んでいくケースが圧倒的に多いのではないかと思います。

そういう意味で、たとえ、うさぎやキリギリスのようになりたくてもなれないので、かめやアリの人生を選択しているというのが実情かもしれません。

私自身は、かめとアリの人生は悪くないと思っています。

何かをコツコツと継続していくことが得意だからです。

そして、かめとアリの生活を続けてきたからこそ、人生の冬支度の準備ができて、残りの人生は、自分の好きなことや、やりたいことをとことん突き詰めていく決心がついた訳です。

一方で、もしも、自分の人生が、かめとアリのままで終わってしまったらどうだろうと考えてみました。

イメージ的には、自分のやりたいことは我慢して、定年まで会社に勤め上げ、定年退職後も、老後の生活費を賄うために、どこかに再就職して死ぬまで働き続ける生活のことです。

もしも、この働くということを、お金のため、生活のために働くということにしてしてしまうと自分の人生は何だったんだろうと考えてしまいますが、

もしも、50代や60代からの働くは、自分の生きがいのため、自分の存在意義を問うことを第一の目的として働くことができたら、自分の人生や景色は全く違って見えるのではないでしょうか。

もちろん、実現するのは簡単なことではないですが、これまで人生を50年、60年生きてきた人生経験があれば、何か自分が社会や世のために貢献できることが一つでもあるのではないかと思い、50歳を過ぎてからの、うさぎとキリギリスのデビューを目指して模索しているところです。

もちろん楽しみながらです。

(English)

I am not a person of action to begin with.

I tend to think too much before I take action.

On the other hand, once I make a decision, I tend to stick to it.

There are times when I regret that I should have acted sooner.

There are times when I regret that I should have acted sooner, and there are times when I am glad that I have continued to do one thing at a time.

In the fable of the hare and the tortoise and the ant and the grasshopper, the tortoise and the ant are described as hard workers, while the hare and the grasshopper are described as slackers, and in the end the hard workers are rewarded.

What about in real life?

It is very rare to have a clear idea of what you want to be from a young age, or to have a talent that blossoms and keeps you on that path.

In this sense, even if they wanted to be a rabbit or a grasshopper, they cannot, so they choose to live the life of a tortoise or an ant.

I myself think that the life of a turtle and an ant is not so bad. It is because I am good at continuing to work hard at something.

And because I’ve been living the life of a turtle and an ant, I’ve been able to prepare for the winter of my life, and I’ve made up my mind to spend the rest of my life doing what I like and what I want to do.

On the other hand, I wondered what it would be like if my life ended up as a turtle and an ant.

In my mind’s eye, it would be a life of putting up with what you want to do, working for a company until you retire, and even after retirement, finding a new job somewhere to make ends meet and keep working until you die.

If you work for money or for a living, you will wonder what your life was all about, but if you can work from your 50s or 60s with the primary purpose of questioning the meaning of your existence and your purpose in life, your life and scenery will look completely different.

Of course, this is not an easy thing to achieve, but with the life experience I have gained over the past 50 or 60 years, I think there is something I can contribute to society and the world, and I am now seeking to make my debut as a hare and a grasshopper after turning 50.

Of course, I’m having fun.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.