反面教師

親から子供へ、そしてさらに次の世代に伝えていくべきものがある反面、苦しい思いは自分で十分と思うこともあります。

このブログでも何度か、今は亡き父のことを書いてきました。

いい意味でも、悪い意味でも、私自身の自己形成において多大なる影響を与えている父ですが、最近、自分が子供の頃に嫌だった父と、娘と今の自分の姿が重なることが多くなりました。

それは、娘を頭ごなしに否定してしまうことです。口では娘のためにと言いながらも、本当は自分の思い込みや、自分に都合の良い娘の理想像を押し付けていることに気がついています。

自分も子供の頃に経験しているので、まだ社会との接点も少なく、また家族に依存していかなくては生きていけない小学6年生に取っては、こうした父親の頭ごなしの発言が重いことを分かっています。

それでも、娘に対しては、なかなか自分の感情をコントロールすることに苦労していて、最近は、父と娘の関係を正常に保つことが、自分に課せられた人生の課題だと考えるようになりました。

それは、父と私自身が抱えていた問題でもあり、私が克服しなければ、娘にいつか子供ができた時にも同じような問題が起こるかもしれません。

来年には娘も中学生になるので、ますます難しい年頃になります。幸せの達人を目指している以上は、娘の幸せを第一に考えて行動できてこそ、幸せの達人を名乗る資格が出てくるのかもしれません。

もちろん、娘を腫れ物に触れるように接したり、娘とのコミュニケーションを避けていては、健全な関係とは言えないので、娘としっかりとコミュニケーションを取りながらも、娘に感情に任せて叱り飛ばさない。

こうなるとまるで修行をする心持ちですが、父親になるとは、子供を通して自分も一緒に成長していくものだという気持ちを持って父親業をしていきたいと思います。

(English)

I have written about my late father several times in this blog.

He had a great influence on my own personal development, both in a good way and a bad way, but lately, the father I disliked when I was a child and the daughter I have now overlap more and more.

One of the things I hate about my father is that he rejects his daughter out of hand.

I realize that although I say that I am doing this for my daughter’s sake, in reality I am imposing my own assumptions and ideal image of her that is convenient for me.

Since I experienced this when I was a child, I know that such a harsh comment from a father can be heavy for a sixth grader who still has little contact with society and must depend on her family for her survival.

Still, I have a hard time controlling my emotions toward my daughter, and recently I have come to believe that maintaining a normal relationship between father and daughter is my life’s task.

It is also a problem that my father and I had ourselves, and if I don’t overcome it, my daughter may have the same problem when she has a child someday.

Next year, my daughter will be in junior high school, so she will be at an increasingly difficult age.

As long as I aim to become a happiness guru, I will only be qualified to call myself a happiness guru if I can act with my daughter’s happiness as my first priority.

Of course, it is not a healthy relationship if I treat my daughter as if she is a boil or avoid communicating with her, so I need to communicate well with her and not scold her out of emotion. In this way, I feel as if I am practicing asceticism, but I would like to do my fathering with the feeling that fatherhood is about growing up together with my children through them.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.