人間関係は自分が変われば良くなる

良好な人間関係を築くには、他人と違うことを恐れず、自分の意見ははっきりと伝える。それでも、他人に同調を求めない。その上で、他人を判断しない、他人をやっかまない、挑戦する人を応援する。つまり自分自身が変わることが大切ですね。

ISSP(国際比較調査プログラム)という機関が2015年に行った調査によると、職場での人間関係を良好と答えた割合が、調査対象37ヵ国中、日本がダントツの最下位だったそうです。

この調査からは、その要因までは知る由もないですが、私なりに考えるには次のような要因が職場での人間関係を良くないと答える結果になっているのではないかと考えます。

同調圧力社会

空気を読むという言葉が日本では当たり前に使われていますが、この考え方は日本以外の国では聞くことがありません。自分の意見を言わないで周りに同調ばかりしていては本当の意味での人間関係を築くのは難しいかもしれませんね。

出る杭は打たれる社会

職場において優秀な若者が、経験が浅いという理由だけで挑戦させてもらえずに心折れたり、腐ってしまう姿を見てきました。女性の登用なども含めて、本当の意味での能力主義、実力主義を取り入れて職場での透明性を高めていくことが人間関係にもプラスになるのでは無いでしょうか

重箱の隅を突っつく社会

日本人は、どうしてこうまで重箱の隅ばかり突っつく社会なのかと思うことがあります。物事や人のマイナスの部分ばかり見て、批判したり、中傷するよりも、問題を解決したり、改善するためにはやはり木ばかりを見ないで、俯瞰的にもっと森を見る必要があると感じるのは私だけでしょうか。

セーフティネットのない社会

これもよく言われることですが、日本は他人や失敗への寛容度が低いため、挑戦しようとする人も相対的に少なく、また一度失敗した人が再び挑戦できる場が限られているため人間関係もギスギスしやすいのではないでしょうか。

なんかここまで書いていて少し暗い気持ちになってしまいそうですが、これらを取り巻く日本社会の閉塞感やギスギス感を打破するために確実な方法は、自分が変わることだと思っています。

特に人間関係においては、他人と違うことを恐れず、自分の意見ははっきりと伝える。それでも、他人に同調を求めない。その上で、他人を判断しない、他人をやっかまない、挑戦する人を応援する。

こうして、自分自身の思考と行動を変えていくことで人間関係を悩むことが少なくなります。一度きりの人生、誰かを気にする人生よりも、自分の人生を生きる。大事なことです。

(English)

According to a survey conducted in 2015 by the International Comparative Survey Program (ISSP), Japan ranked dead last among the 37 countries surveyed in terms of the percentage of respondents who said they had good relationships at work.

Although there is no way to know the factors that led to this result, I believe the following factors may have contributed to the low percentage of respondents who answered that their relationships at work were not good.

A society of peer pressure

The term “reading the air” is taken for granted in Japan, but this concept is unheard of outside of Japan. It may be difficult to build true human relationships if you only agree with those around you without expressing your own opinions.

A Society Where the Stakes Are High

I have seen many talented young people in the workplace who are not allowed to challenge themselves simply because they are inexperienced, and they end up brokenhearted or rotting away. I believe that increasing transparency in the workplace by adopting a true meritocracy, including the promotion of women, would be beneficial to human relations as well.

A society that pokes around corners of heavy boxes

Sometimes I wonder why the Japanese people are so obsessed with the corners of a heavy box. Am I the only one who feels that in order to solve or improve problems, we need to look at the forest from a bird’s eye view rather than just the trees, rather than criticizing or belittling only the negative aspects of things or people?

Society without a safety net

It is often said that because Japan has a low tolerance for others and for failure, there are relatively few people who are willing to take on challenges.

I feel a little gloomy after writing this, but I believe that the sure way to break through the sense of stagnation and awkwardness in Japanese society surrounding these issues is to change oneself.

Especially in human relations, we should not be afraid to be different from others and clearly express our opinions. Yet, I do not ask others to agree with me.

On top of that, we do not judge others, we do not bully others, and we support those who challenge us.

In this way, by changing your own thoughts and actions, you will have less trouble with relationships.

You only live once, live your life rather than a life of worrying about someone else. It is important.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.