たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える

“たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える”。今日が人生最後の日だとしても悔いの残らないように、自分がやるべきことを愚直に行う。それが自分に与えられた人生の課題だと思うようになりました。今日も精一杯頑張ろう。

國文功一郎郎さんの ”暇と退屈の倫理学”という本を、オードリーの若林正恭さんの帯の言葉に惹かれて買いました。

その言葉とは、

”國文先生、まさか哲学書で涙するとは思いまでんした….” というものです。

哲学というと何か小難しい内容を想像してしまいますが、そこに涙という感情を揺さぶられるような物語があるのか興味を惹かれたのです。

ちなみに、帯の裏には、本文からの抜粋で、

人はパンがなければ生きていけない。
しかし、パンだけで生きるべきでもない。
私たちはパンだけでなく、バラももとめよう。
生きることはバラで飾らなければならない。

という言葉が紹介されています。

まだ最初の章を読み始めたばかりではありますが、まさに今の私には、残りの人生でバラを咲かせたいという欲望が大きくなっているのだと改めて思うことになりました。

そんなことを考えいるうちに、以前読んだ別の本のタイトルが頭を巡りました。そのタイトルは、ドイツの宗教改革者であったマルチン・ルターの言葉をそのまま使ったものなのですが、

“たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える”

というものです。この言葉も、今の自分の気持ちを代弁してくれる言葉で、今やるべきことを精一杯やろうという気持ちを後押ししてくれる言葉だと思っています。

読書には、その登場人物や作者の言葉を通して、自分の心を揺さぶられたり、一生忘れられない経験になったりするので、こんなに有効な時間の使い方はないと思っています。

残りの人生であとどれくらい本を読めるか分かりませんが、”読まずに死ねるか”の意気込みで読書を続けていきたいなと思います。

(English)

I bought a book titled “The Ethics of Leisure and Boredom” by Koichiro Kokubun because of the words on the obi by Masayasu Wakabayashi of Audrey.

Those words were.

“Kokubun-sensei, I never thought I would cry over a philosophy book. ….”

I never thought I would be moved to tears by a book on philosophy.

I was interested to know if there was a story in the book that could move me to tears.

Incidentally, on the back of the obi, an excerpt from the text reads

People cannot live without bread.
But we should not live on bread alone.
We should seek not only bread but also roses.
Life must be adorned with roses.

The words, “We must not live by bread alone, but by roses as well.

Although I have only just started reading the first chapter, I am reminded that I have a growing desire to make roses bloom in the rest of my life.

As I was thinking about this, the title of another book I had read earlier came to mind.

The title of the book is a direct paraphrase of the words of Martin Luther, the German religious reformer, who said, “Even if the world were to perish tomorrow, we would still be able to live in a world of peace.

Even if the world perishes tomorrow, I will plant an apple tree today.

This is a quote from Martin Luther, the German religious reformer.

I believe that these words also speak for me today and encourage me to do the best I can with what I have to do now.

I believe that there is no more effective use of my time than reading books, because through the words of the characters and authors, I am moved by them and it becomes an experience that I will never forget.

I don’t know how many more books I will be able to read in the rest of my life, but I would like to continue reading with the determination, “Can I die without reading?

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.