千日回峰行という言葉を聞いたことがありますでしょうか。私は、10年くらい前に、本屋で何気なく手にとった本で、この千日回峰行と、この大偉業を成し遂げた、塩沼亮潤大阿闍梨(だいあじゃり)のことを知りました。
まずは、千日回峰行を紹介したサイトがありましたので記事を抜粋して共有します。
奈良県・大峯山の頂上にある大峯山上本堂までの 往復48キロの山道を1000日間、1日も休まず歩き続けるという行である。
1000日間連続というわけではなく、山を歩く期間は5月3日から9月22日までであるため 、千日回峰行が終わるまで約9年かかる。
標高差1300メートル超”ちなみに、正月の箱根駅伝で、最長かつ最難関の山登りの5区でも、距離23.4キロで標高差800メートル超。
標高364メートルの蔵王堂を0時半に発ち、漆黒の中を提灯と杖を頼りに延々24キロの険しい山道を登り、8時過ぎに標高1719メートルの大峯山頂に至る。同じ道を下って15時半に帰堂、自ら掃除洗濯、翌日の準備をして19時に就寝、23時半には起床。
この常人ではなかなか成し遂げることの難しい難行を成し遂げたのが、冒頭でも紹介した塩沼亮潤さんという僧なのですが、私と同い年で、この千日回峰行に入ったのが1992年、回峰行を達成したのが1999年です。
この荒業と、それを成し遂げた同い年の人がいることを知り、その精神力の強さとエネルギーの強さに感嘆したことを覚えています。
大阿闍梨の書かれた本のタイトルである、”人生生涯小僧のこころ”から死ぬまで一生小僧というのが自分の座右の銘となっています。
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