2005年にイタリアのヴェネツィアで開催された、”World Conference on the Future of Science”にて、脳は老化しないという発表がなされました。
それまでは、体の細胞が不可避的に老化していくのと同様に脳の細胞も老化するという考え方が一般的であったものの、脳を構成する神経細胞であるニューロンは一度分化するとそのまま残り、むしろ年齢とともに、学習のおかけでシナプスの結合は増加することが報告されました。
さらに失われたニューロンを、70歳や80歳という年齢でも再生することのできる神経幹細胞が存在することもわかっているそうです。
このことは、脳が生きている間中、回復できることを意味しています。
この発見は、歳をとってから何か新しいことを学ぼうという意欲を持っている人たちに希望の光を与えてくれるだけでなく、人生100年時代と言われる今、セカンドライフを楽しむ元気なシニアがこれからどんどん出てくることを予感させてくれます。
コメントを残す