やる気スイッチどう入れる – モチベーション管理

2020年3月3日に投稿した”情熱の源泉”の記事に書かせていただいたように、何か物事を成し遂げたり、何か行動を促したいときにはモチベーションがとても大事になってきます。


そもそもモチベーション(動機づけ)とは、行動を起こさせ、その行動を維持し、一定の方向へ導いていく過程の総称であるそうです。


少し小難しい話になりますが、行動を引き起こし展開するための原動力となる個体の内的要因を動因(drive)といい、その行動の目標となる 対象、すなわち行動を導く外的要因を誘因(incentive)と言います。


ということで、動機づけは、動因、誘因、および両者の間に 生じる行動 (behavior)、の3つの構成体から成る概念のことを言います。


たとえば、オリンピックを目指すアスリートにとって、オリンピック出場が誘引となります。動因は、一番になりたいという欲求や、自分の記録を更新したいという成長欲であったり、コーチや周りから認めてもらいたい、褒めてもらいたいという承認欲であったり、名声欲であったりします。


この動因と誘因の存在が動機づけの成立の条件となり、行動がどのように動機づけられているかを理解するためには、その行動の動因と誘因を正しく理解することが必要となってきます。


と、ここまで難しい話になってしまいましたが、皆さんも何か仕事や習い事において、モチベーションが上がらない時には、この動因と誘因を見てみるといいかもしれません。


ちなみに、動機づけには更に四つのステージに分けることできるそうです。


行動喚起 … 行動を始発させる

行動維持 … 目標到達に向かって行動を持続する

行動調整 …  自分の行動をふり返って目標到達への適切な方略を考えるなど、行動を調整する 

目標行動強化 … 目標に到達した場合に行動を強化する


何か新しいことを始めて、最初はモチベーションが高かったものの、最近やる気が起こらないという方には、どこに問題があるのかこの四つのステージを見直してみるのをおすすめします。

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.