人生はスプリントではなくマラソン。
そんなふうに例えられることがありますが、人生はマラソンとも違って決められたコースがあるわけではありません。
100人いれば100通りのコースがあるので、皆が違う風景を見ながら違う目的地を目指すことになります。
また、マラソンのように、いつも前を向かって進んでいるわけではなく、途中で周り道をしたり、場合によっては後戻りをしたりすることもありますし、一度来た道を再度通ることもあると思います。
最近はそれが人生の醍醐味だと思えるようになってきましたが、同じ道でも、20代の時と50代の時では違った風景に見えることが分かりましたし、歳を重ねて、経験値が増えたことで、20代の時には見逃していたことが随分とあることに気がつきました。
50代からの10年や15年は、最短で目的地を目指すのではなく、とにかくその道中を楽しむこと、そして積極的に寄り道や周り道をしていきたいと思っています。
それは、これまでの正解を求める道ではなくて、幸せを求める道、
人と競争する道ではなく、自分を極める道、
そして、できれば、自分にしかできない新しい道も切り開いていけたら、こんなに最高の人生を終わり方はないなと思っています。
(English)
Life is a marathon, not a sprint.
However, unlike a marathon, life does not have a set course.
There are a hundred different courses for a hundred different people, and everyone will be looking at different scenery and aiming for different destinations.
Also, just like in a marathon, you are not always moving forward, you may have to take detours along the way, or in some cases, go backwards, or even take the same path again that you came once.
I have come to believe that this is one of life’s true pleasures, but I have found that the same road looks different in my 50s than it did in my 20s, and as I have gotten older and gained more experience, I have realized that there are many things that I missed in my 20s.
For the next ten or fifteen years, I would like to enjoy the journey and actively take detours and detours, rather than aiming for the destination in the shortest possible time.
This is not a path of seeking the right answer, but a path of seeking happiness.
It is not a path of competition with others, but a path of self-discovery.
And if possible, I would like to open up a new path that only I can take, I think it would be the best way to end my life.
人生のゴールを決めることは、より良く生きるために大切なことだと思いますが、そこへ辿り着く道は人の数ほどあると思います。自分の足でしっかりと歩いて行けたら最高ですね。